永井豪原作アニメーション作品を映画化した『劇場版マジンガーZ(仮題)』の主演&ヒロイン声優が発表され、超特報映像が解禁された。

1970年代一世を風靡した巨大ロボットアニメが45年ぶりに復活する。70年代にテレビ放送され、最高視聴率30%を超える大ヒットを記録したアニメ「マジンガーZ」。合体・乗り込み型ロボットアニメの元祖として多くの男の子に夢と希望を与えた。その後もヨーロッパ、中南米など世界中で放送され、各国のSFロボットアクションに影響を与え、いまだに熱狂的なファンがいるという日本のアニメ文化を代表する作品。

3月26日(日)にAnime Japan 2017の会場で解禁された超特報映像では、闇に浮かぶマジンガーZの各パーツを舐めるようにカメラが流れ“ロボットアニメの原点にして頂点”“それは、神にも悪魔にもなれる――”というキャッチコピーの中、足、拳、そしてブレストファイヤーと思われるパーツが疲労される。さらにこパイルダー(操縦席)、そして気になるマジンガーZの顔も瞬間的だが映されている。

さらにこのイベントの立会人として登壇した森久保祥太郎、茅野愛衣がそれぞれ主演・ヒロイン声優を務めることが発表された。主役の兜甲児役に森久保、弓さやか役に茅野が伝説的アニメーションのメインキャラクターを演じる。また、「ONE PIECE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜」の志水淳児が監督を務めるなど、メインスタッフも発表された。脚本は「東京トイボックス」の小沢高広(うめ)。メカニックデザインは「攻殻機動隊Arise」や「ガンダム00」などの柳瀬敬之。往年のマジンガーZをどのように現代に甦らせるのか注目だ。そしてキャラクターデザインは飯島弘也、美術は「ガンダム」シリーズ、「エウレカセブンAO」のGREEN。新たなマジンガーZ伝説を創り出す熱いクリエーターたちも見逃せない―。

続けて、今年画業50周年を迎えた本作の原作者・永井豪からビデオメッセージが上映され、そこで永井の口から“世界の皆さんにもお届けします”と世界公開が発表された。公開地域は随時発表される予定だが、日本に先駆けての世界先行公開が決定している。

永井豪コメント

私の愛するマジンガーZが復活します。誕生から45年、この私も漫画家をはじめて50年、この記念すべき年に再びマジンガーZを皆様にお届け出来る事を嬉しく思います。また、マジンガーZは世界の様々な地域で親しまれている作品です。今までマジンガーを支えてくれた様々な国のファンの皆様への感謝とともに、今回の映画化作品は世界の皆さんにもお届けしたいと思います。それでは世界の劇場にパイルダーオン!

映画『劇場版マジンガーZ(仮題)』
監督:志水淳児
原作:永井豪
声の出演:森久保祥太郎、茅野愛衣
配給:東映
©永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会