全編クライマックスのアドベンチャー超大作『キングコング:髑髏島の巨神』の爆音×応援上映イベントが4月5日(水)に丸の内ピカデリーで行われ、日本語吹き替えの声優を務めたGACKTが登壇した。

ライブ用の音響システムを使った大音響の中で映画を観る&聴く体感型爆音上映会に観客参加型の応援上映がプラスされた爆音&応援上映イベント。ゲストに、トム・ヒドルストンが演じるコンラッドの日本語吹き替えの声を担当したGACKTが登壇した。

観客から爆音を凌ぐほどの大きな歓声が上がる中で登壇したGACKTは「皆さんのテンションの高さに驚いています」と挨拶。3月15日に行われたジャパンプレミアで来日したキャストと交わした会話について「(トム・ヒドルストンからは)映画の撮影が大変だったという話を聞きました。ジャングルでのロケが本当に暑くて湿度も高く、気が滅入りそうだったそうです。レッドカーペットでは、来日キャストは寒すぎるとずっと言っていましたね。ステージではブリー・ラーソンがあまりの寒さに途中で降壇してしまい、こんなのアリなんだと驚かされました(笑)」と冗談を交えながら語った。

本作の冒頭にMIYAVIが出演しているが、自身のハリウッド映画出演については「まあ、タイミングが合えば、ですね。最初に映画を観たとき、MIYAVIにそっくりな人が出ているなと驚きました(笑)もしハリウッド映画に出演するなら、キングコングをやりたいですね。人を救うシーンとかなかなか上手いと思うんだけどな」と笑いを誘った。大ヒット公開中の本作だが、2回目鑑賞以降の方への注目のシーンについては「途中で出てくるベトナムのシーンですね。倉庫が建ち並ぶ、当時のベトナムの雰囲気が良く表現されていて・・・。実は吹替を担当するとアメリカの友人に話したら、知り合いの役者達からたくさん連絡が来たんですよ。『あのベトナムのシーンに俺が出てる』って。それで驚いて、皆ベトナムに行ったの?って聞いたら、実はあの場面はスタジオで撮影されていたというんです。もうスタジオで撮ったとは思えない、注目のシーンですよ。それから僕の友達も出ているので、見つけてください(笑)」と明かした。

この日は爆音と応援上映を同時に行うという史上初のイベント。“初“にちなみGACKTの一番緊張したエピソードを尋ねられると「昔、カレンダー撮影で北海道の静内(現・新ひだか町)に行ったんです。あまり人がいないとても静かな町で、夜にボディガードを付けずに居酒屋で飲んでいたんです。それが夜中の1時を過ぎるとなんだかお店の外から人の声が聞こえ始めて、静内の人は夜に集まるのかと思っていました。そのまま2時過ぎくらいにお店を出ようとしたら、店員さんに止められたんですよ。実は村の人たちが僕を見に集まって来ていたらしく『外に出ないでください』と。警察を呼んだら6人くらいの警官が来てくれたのですが、外には500人くらいの人たちがいるから、もう絶対無理なんですよ。車は6メートルくらい先で、どうにかそこに向かったのですが、結局500人に囲まれてもみくちゃになりました。リアル・ウォーキング・デッドでしたよ(笑)」と上段を交えながらエピソードを披露した。

最後に「吹き替え版の僕の声、自分で言うのもなんですが結構良い声だと思うんです。最初はトムの顔が僕の声でしゃべっているので違和感を覚えるかもしれませんが、途中から違和感がなくなってトムの声に聞こえてきますよ!4回くらい観たら、もう僕の声がトムの声だと認識してもらえるかと。最近はタブレットなどの端末で映画を観ることもできますが、やはり映画館が一番だと思います。特に爆音上映は専用のスピーカーを入れて最高の音を体感できる絶好のチャンスです。音と映像を楽しんで行ってください」とメッセージを送った。

舞台となるのは、南太平洋に浮かぶ神秘の島、髑髏島。人類がまだ見たことのない生物が生息しているという島で調査隊の前に現れたのは、巨大な島の守護神“キングコング”だった―。2020年にゴジラとの対決が決まっているキングコング。『パシフィック・リム』『GODZILLA ゴジラ』の製作チームが結集して生み出した30メートルを超える巨神キングコングに、トム・ヒドスルトン、ブリー・ラーソンら豪華キャストが集結した調査隊が挑む。

映画『キングコング:髑髏島の巨神』は全国で公開中!
監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
出演:トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・C・ライリー
配給:ワーナー・ブラザース映画
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