M・ナイト・シャマラン監督最新作『スプリット』の“困難な撮影を振り返る”特別映像が解禁された。

本作は、恐怖と緊張と興奮がスパイラルを織りなす強力なスリラー作品。挙動不審の男に拉致され、密室に閉じ込められた女子高校生3人。彼女たちはやがて、この男が“ひとり”ではないことを知る。神経質で潔癖症の青年デニスから、社交的で人懐っこいナイスガイのバリー、9歳の無邪気な少年ヘドウィグ、さらにはエレガントな女性パトリシア―。彼は23もの人格を持つ男だった。そして、驚くべき24番目の人格の発覚が彼女たちを絶望に陥れる―。万華鏡のようにキャラクターを変え、カリスマ性をも漂わせるのは演技派俳優ジェームズ・マカヴォイ。観客の予想は裏切る、シャマラン史上最も衝撃な結末とは―。

今回、本作で23の人格を持つ謎の男を演じたジェームズ・マカヴォイが「頭がおかしくなりそうだったよ」と“困難な撮影を振り返る”特別映像が解禁された。「デニス役を演じた。それとバリー役と・・・パトリシア役と・・・ヘドウィグ役と、オーウェル役とジェイド役も」と自身が演じたキャラクターの名前をざっと6名挙げると「一瞬で入れ替わるから観客はきっと混乱するだろう」と語るマカヴォイ。本映像では、困難な撮影であったと振り返りながらも笑顔を見せている。

先日、9年ぶり2度目の来日をはたしたマカヴォイはインタビューで「それぞれの人格がどういう目的を持っているのか、どういう働きかけをしているのか、そういったところにアプローチしていきました」と人格毎の役割に応じて、それぞれの人格を演じ分けたことを明かしている。また、それぞれの人格の中でも「演じていて一番楽しかった人格はヘドウィグですね」と明かし「恐れを知れず、純粋さや無垢さのある人格ですが、実は他のどの人格よりもトラウマや恐怖を感じるキャラクターです。観客にとってもコメディ要素を感じられるキャラクターでもあるのですが、彼自身も認識していない悪意もあって、観客に恐怖を感じさせるキャラクターでもあります。例えば“人を笑わせたい時には泣き、泣かせたい時には笑え”とブレヒトが言うように、どこか心地悪さを感じさせますね」とキャラクターの魅力を語る。

果たして、前代未聞のヴィランが繰り広げる、衝撃のラストとは―?

映画『スプリット』は2017年5月12日(金)より全国で公開!
監督・製作・脚本:M・ナイト・シャマラン
出演:ジェームズ・マカヴォイ、アニヤ・テイラー=ジョイ、ベティ・バックリー、ジェシカ・スーラ、ヘイリー・ルー・リチャードソン
配給:東宝東和
2017年/アメリカ/117分
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