『ピーチガール』の初日舞台挨拶が5月20日（土）に丸の内ピカデリーで行われ、山本美月、伊野尾慧（Hey! Say! JUMP）、真剣佑、永野芽郁、神徳幸治監督が登壇した。

これまでにも4人のキャストで登壇してイベントが行われたが、今回行われた初日舞台挨拶では、撮影からプロモーションまで互いを支え合った山本美月と伊野尾慧が感謝の気持ちを込めたサプライズを用意。伊野尾は自身が演じるカイリがパティシエを目指す役であることから劇中に登場する超豪華なケーキをプレゼント。そして、山本は日ごろからデジタルタブレットで絵をかく趣味を持っていることから伊野尾の似顔絵がプレゼントされた。

「無事にこの日を迎えられて安心しています」と安堵の笑顔を見せた山本。本作が初の映画出演となった伊野尾も「初日を迎えられて本当に嬉しい」と挨拶した。撮影から1年以上が経っているが、最初との印象の違いを聞かれた伊野尾が「監督が公開に合わせて痩せてきた」と明かすと、山本が「まっけん（真剣佑）もがたいよくなったよね？とーじ（劇中の役名）のときは痩せてたと思う」とコメント。それに対して真剣佑は「10㎏くらい違うかも」と明かした。伊野尾は「か弱い僕を守ってくれそうだよね」と見つめられた真剣佑は「守ってあげるよ」と返し、笑いを誘った。

続けて、永野の印象が変わったという真剣佑。「とても大人っぽくなった」と明かし、伊野尾が「初めて会った時は高校一年生だったからね」と付け足すと、真剣佑は「その2年はだいぶ変わると思う」と納得した様子。その永野は伊野尾の印象が違ったと答え「伊野尾さんは人見知りかで現場でもお話しできないと思ってたけどそんなことなかったです」と明かすと、伊野尾は「僕は25歳だけど高校生と仲良くなれるってことだね！」と語り、場内からは笑いが起きた。

また、今だから聞きたいこととして山本が「中学生時代を撮ったけどカットされました」と暴露。山本は「あとで監督に聞いたら『やっぱり無理だった』って。セーラー服着て野球した」と明かし「あれがないと知ったときの切なさときたら・・・」と恨み節をぶつけられた神徳監督は「そうですね、DVDで・・・」と言葉を濁し、場内からは笑いが起きた。

さらに本作で話題に上がることの多い、伊野尾演じるカイリと真剣佑演じるとーじのどちらが好きかという質問に、今までのイベントなどでも“とーじ”と答えてきた山本は「やっぱりとーじ。誠実性とか、結婚まで考えるとカイリだと不安」と真剣な答えを返した。劇中で山本演じるもものライバルともなる永野は「私はもともととーじが好きだったけど、完成した作品を見たらカイリ派に変わりました！」と明かし、伊野尾は「高校生なのに気を使えるんだね」と笑顔を見せたが、永野は「カイリですよカイリ！」と笑いを誘った。

ここで、“カイリ派になって欲しい”という伊野尾の願いと、今までPR活動などを共にした山本への感謝の気持ちを込めて、飴細工を施したケーキが登場。実際にほかの登壇者よりも早く来て、飴細工の作成を手伝ったという伊野尾。このサプライズを受けて、改めてカイリととーじのどちらを選ぶか聞かれた山本は「とーじかな」と変わらない答えを受けて伊野尾は「でも、映画を観た人はカイリ派になったと思う。とーじ派を一掃できたと思いますよ！」とコメント。さらに、続けて山本から伊野尾へ“山本が描いたカイリのイラスト”がサプライズで贈られると、満面の笑みで受け取った伊野尾は「すごく嬉しいです！絵を描くのは時間がかかることなので」と喜びを表現した。

最後に伊野尾は「初めての映画が『ピーチガール』で本当に良かったなと思います」と笑顔で語り、山本は「嬉しくて泣きそうです。（本作を）かわいがってください！」とメッセージを送った。

累計発行部数1,300万部を超える大ヒット少女コミックを山本美月×伊野尾慧（Hey! Say! JUMP）W主演で実写映画化した本作。次々に恋の事件が巻き起こる、急展開で予測不可能な三角関係を描く。見た目は派手だけど中身は超ピュアな女子高生もも（山本）は、真面目で硬派なさわやか男子・とーじ（真剣佑）に片想いしていたが、ある勘違いから学校一のモテ王子・カイリ（伊野尾）に一方的にキスをされ学校中の噂に―。さらに最強の小悪魔・沙絵（永野芽郁）の恐ろしい罠にはまり、ももの恋は絶体絶命―。スリリングで最高にキュンとする、これまでにない恋愛映画が誕生した。