実写映画化10年目“トランスフォーマー”の集大成『トランスフォーマー/最後の騎士王』でオプティマス・プライムの吹替えを玄田哲章が引き続き担当することが決定し、コメントが到着した。

全世界のシリーズ累計興行収入が約3800億円を記録する『トランスフォーマー』シリーズ。実写映画化10年を迎える2017年、従来のキャラクターを軸に、新キャラクターが次々と登場する最新作が誕生。人類の救世主オプティマスプライムが敵に?バンブルビーが主役に?バッキンガム宮殿などイギリスの名所をロケ地とし、シリーズ最大スケールの展開が待ち受ける。主演は引き続きマーク・ウォールバーグ、ジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、スタンリー・トゥッチらが再び出演する。新キャストにアンソニー・ホプキンス、ローラ・ハドックが参加。

今回、オートボットの司令官で本シリーズの人気キャラクター“オプティマス・プライム”の吹替えを声優・玄田哲章が続投して担当することが決定した。これまで人類と共闘してきた玄田演じるオプティマスだが、本作では人類を裏切り、“ダーク・オプティマス”と化し、バンブルビーたちを敵に回し、人類を滅亡の危機に陥れる―。人気キャラクターであるオプティマス・プライムを、1980年代に放送されたアニメシリーズ(コンボイ司令官)からハリウッド映画まで一貫して演じ、トランスフォーマーの歴史と共に歩み続けてきた玄田。人類と共闘し幾度となく地球を守り続けてきたオプティマスが、本作では“ダーク・オプティマス”と化す衝撃的な展開が待ち受けているが、玄田ならではの渋みの効いた低音がダーク・オプティマスの恐ろしさと絶望感をさらに際立たせる。

玄田哲章(オプティマス・プライム役)コメント

―長年のキャリアの中で数々の有名なキャラクターを演じていらっしゃる玄田さんですが、他のキャラクターとは違うオプティマスならではの想い入れや苦労する部分などはありますか?
 この作品は、感情を持った金属生命体がしっかり人間と同じように喋るという、今までのアニメとは違う作品として始めたものが、想像以上のスケールで実写になっています。トランスフォームシーンにおいても、アニメ以上に変身がとにかく速くて大きい。尚且つ人間たちと交流をもって喋る。多くの要素を交えたドラマとして成立させている凄い作品だと感じています。オプティマスは地球に対する思い入れが強い。第二の故郷のようなものです。どんな苦境に立たされても地球を守るという正義感を持ち続けることを土台にしてやっています。機械語のような人間離れした言葉を使うわけではないので楽しくやっています。
―本作のオプティマスは、人類のヒーローとして戦い続けたこれまでとは一転して、強大な敵として人類に牙をむき、何度も共闘してきたバンブルビーとも死闘を繰り広げる衝撃的な展開が待ち受けていますが、悪の手に堕ちてしまうダーク・オプティマスをどんな想いで演じられましたか?
 『トランスフォーマー』シリーズは、常に前作を超える完成度で作られています。そういう意味で、今回はいつものオプティマスでなく洗脳された状態が作品の新しさにつながるんだ、という想いで演じました。洗脳されるということは操られている状態で、本人にとっては苦悩や葛藤ではないはず。「俺は悪だ!」という強い意志を持ち過ぎず、逆にこれまでのオプティマスというキャラクターを貫く気持ちでした。
―アニメシリーズのコンボイ司令官から一貫してオプティマスの声を担当され、トランスフォーマーシリーズのすべてを見てきたと言っても過言ではない玄田さんから見て、世界中から大きな支持を集めるトランスフォーマーの魅力はどんなところでしょうか?
 大迫力の死闘やスケール感はもちろんのこと、極限のアクションを見せるトランスフォーマー達の映像にいつも度肝を抜かされます。それだけではなくドラマ性もあり、人間愛など忘れてはいけないものもちゃんと描かれている。さらにスピードアクションも網羅しているという、あらゆる要素が散りばめられておりワクワクドキドキするような展開になっています。それが毎回前作を超える完成度でやってくるので、製作陣、監督を含めて、心から楽しんでつくっている感じがしますね。ぜひ劇場の大スクリーンで観て頂ければ、想像以上のものを持ち帰っていただけると思いますので、本作も楽しんで頂きたいです。
―アーサー王伝説や日本の歴史とも絡むなど新しい要素の多い<シリーズ最終章第一弾>である本作の、玄田さんオススメの注目ポイントを教えてください。
 ここ!というより、あらゆる場面に見どころがあります。これまでの雰囲気を覆すような中世からストーリーが始まるため驚くかもしれませんが、全く裏切ることなくふんだんに見せ場があります。とにかく全部が見どころですので、楽しんで観ていただければ間違いないです!

ハリウッドでトランスフォーマーが制作された際、日本での上映に際して「吹替えが玄田哲章じゃないと観ない!」とまで言い放つファンが多数あらわれるほど絶大なる信頼を置かれている玄田。本作でダークサイドに堕ちてしまったオプティマスをいかに演じるのか、ダーク・オプティマスが劇場にその姿を現す瞬間が待ちきれない。

玄田哲章

映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』は2017年8月4日(金)より全国で公開!
監督:マイケル・ベイ
出演:マーク・ウォールバーグ、ローラ・ハドック、ジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、スタンリー・トゥッチ、アンソニー・ホプキンス
配給:東和ピクチャーズ
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