新木優子

特殊な環境で育った男の究極の愛の物語『悪と仮面のルール』にヒロイン・久喜香織役として新木優子が出演することが発表された。

本作は、特殊な環境で育ってしまった男の“究極の愛の物語”。相手を思うからこそ、離れなければならない・・・歪んだ目的のためだけにつくりだされたことを知り、自身の存在意義を見失っていた男が、ひとりの女性と出会い、自分の存在意義の可能性を見出すサスペンスと純粋な愛が交差する。主演の玉木宏が、悪を秘め、それと戦う主人公の表現と向き合った。原作は海外からも高い評価を得ている中村文則による同名小説。

今回、本作のヒロイン・久喜香織役として新木優子が出演することが決定した。現在放送中のTVドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(カンテレ・CX)で紅一点の特捜班メンバーを熱演、そして7月スタートのTVドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 3rd SEASON」(CX)への出演も決定し、人気急上昇中の女優・新木優子。本作では、玉木宏演じる主人公が、自身の顔を変えてまで守ろうとする女性を演じ、ヒロインとして出演する。自身初となるホステスという職業の役どころもあり、また女優として新たな顔を見せてくれる。

新木優子(久喜香織役)コメント

―本作品のオファーがあった時の第一印象
 原作を読んでいたので、原作ファンとして嬉しくもあり、またプレッシャーも感じました。

―香織を演じてみての感想や、演じる際に意識したこと
 香織は私が演じた女性の中でもすごく純粋で心の綺麗な女性でした。私も香織を演じることで人に対する想いの強さ、大切さを実感できました。繊細で上品な香織を演じるにあたって、いつもの自分より喋るスピードをゆっくりにしたり、瞬きをなるべくしないようにしていました。

―出来上がった作品を観た感想と、これから見る人へのメッセージ
 暗い始まりから想像もつかないようなラストに、台本を何度も読んだのにもかかわらず、アッとびっくりしました。愛する人、誰か想う人がいる人の強さは圧倒的だなと思いました。この作品を見ることによって人を思うことがどれだけのエネルギーになるのか実感してほしいです。

松橋真三プロデューサーコメント

 アメリカを中心に世界的に評価の高い中村文則先生の原作小説『悪と仮面のルール』は、ハードボイルドでありながら、繊細な恋愛小説でもあります。ヒロイン「香織」は、登場するだけで観ているすべての男性が守ってあげたくなる存在感がなければなりません。お会いした時から、相応しいのは彼女しかいないと思えるくらい、女優として発展途上の新木さんは輝いていました。つらい過去を背負いながら明るく生きていこうとする「香織」は、玉木宏さん演じる主人公「文宏」にとっての希望でありながら、作品全体にとっても希望の光の象徴です。設定よりも実年齢が少し若い新木さんですし、プレッシャーも相当あったと思いますが、見事に演じてくださいました。観客の皆さんにもぜひ作品を見ていただいて彼女に恋をしてほしいと思います。

新木優子

玉木宏、新木優子

映画『悪と仮面のルール』は2018年に全国で公開!
監督:中村哲平
原作:中村文則「悪と仮面のルール」(講談社文庫)
出演:玉木宏ほか
配給:ファントム・フィルム
©中村文則/講談社 ©2017「悪と仮面のルール」製作委員会