25歳の若さでこの世を去った音楽界のレジェンド<2PAC>真実の物語を描いた映画『オール・アイズ・オン・ミー』が今冬に全国で公開されることが決定した。

1996年9月、凶弾に倒れ25歳の若さでこの世を去った2PAC。アルバム総売上枚数7,500万枚を超え、この世を去った後も未発表曲がリリースされ、その全てが大ヒット。エミネム、スヌープ・ドッグ、ドクター・ドレーが惜しみないリスペクトをし続けるなど、いまだその人気は衰えを知らない。そして今年、2PACがロックの殿堂入りを果たした。死してなおも世界中のアーティストや音楽ファンを魅了し続けている。黒人への差別に対する怒りを思うままにラップで表現。仲間との別れ、裏切り、カリスマ性と名声の代償、警官狙撃、名誉毀損で告訴、東西海岸抗争、そして自身の被―。本作は、センセーショナルなゴシップを放ち続け、常に危険と隣り合わせにいた2PACの知られざる真実を描いている。

そして本日6月16日は2PACの誕生日で、北米ではこの日なんと約2,000館という大規模なスクリーン数で公開初日を迎えている。今なお影響力を持つ音楽界のレジェンドを描いた映画は早くも盛り上がりを見せている。

ニューヨークのスラムで生まれ育った2PAC(トゥパック・シャクール)。ブラック・パンサー党員の母に連れられ、住まいを転々としていたため、あまり周りに馴染めない辛い幼少期を送っていた。役者に憧れていた彼は、12歳の時にハーレムの劇団に入団し舞台デビューを果たす。1986年、一家はボルチモアに移り住み、2PACはボルチモア芸術学校に入学。その頃から彼はラップに没頭することとなり、数々の詩を書き始める。17歳の時、カリフォルニアに移り住むこととなるが、その頃には母親はドラッグ中毒で家庭は酷い有様と化していた。そんな彼はラッパーとなる夢を追い続ける。1991年に2PACの名で、アルバム
「2Pacalypse Now」でソロデビューを果たし、着々とその名を上げていく。だが、ある日彼はレコーディングに訪れていたスタジオで強盗に襲われ、その身に銃弾5発を受けてしまう。一命を取り留めた2PACは、この事件を仕組んだのは、たまたま同じスタジオにいたショーン“パフィ”コムズとノトーリアスB.I.G.だと思い込む。西海岸のヒップホップ・レーベルDeath Rowレコードに所属する2PACは、東海岸のBad Boyレコードのショーン“パフィ”コムズやノトーリアスB.I.G.をことあるごとに非難し、ヒップホップ界史上最悪の東西抗争が幕を開けてしまう。そして、2PACは1996年9月7日にラスベガスで銃撃され、その6日後の9月13日に25歳の若さで人生の幕を閉じる―。

映画『オール・アイズ・オン・ミー』は今冬に全国で公開!
監督:ベニー・ブーム
出演:ディミートリアス・シップ・ジュニア、ジャマール・ウーラード、ダナイ・グリラ、カット・グレアム、ドミニク・サンタナ、ハロルド・ハウス・ムーア
配給:パルコ/REGENTS
© 2017 Morgan Creek Produc4ons, Inc.