是枝裕和監督、斉藤由貴、広瀬すず、福山雅治、役所広司、吉田鋼太郎、満島真之介

『三度目の殺人』の完成披露試写会が7月31日(月)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、舞台挨拶に福山雅治、役所広司、広瀬すず、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、是枝裕和監督が登壇した。

レッドカーペットに引き続き行われた舞台挨拶。本作は本年度ヴェネチア国際映画祭への出品が決定しているが、22年ぶりの同映画祭への参加について是枝監督は「新しい作品を持って街を訪れることが出来る。成長した姿をヴェネチアの人に見ていただける」と本作の完成度に高さに自信を見せた。また、福山は是枝監督の『そして父になる』でカンヌ国際映画祭に参加したが「レッドカーペットを歩いたこと自体なかった」と振り返り「またあんなにいい経験が出来るのか」とヴェネチア国際映画祭への参加に期待を持たせた。また、同じく是枝監督の『海街diary』でカンヌ国際映画祭に参加した広瀬は「今回ヴェネチアと聞いて想像できなさ過ぎてよく分からない。この作品がどんどん世界の人に届くと思うとぞわぞわする」と笑顔を見せた。

撮影中はとても仲が良かった様子で、満島は「タクシーの後部座席に三人(福山、吉田、満島)が座っているところがあるんですけど、それだけでたまらない気持ちになった」と語り、さらに北海道でのロケ中には「ずっとタコを食べていた」と明かした。そんな満島のことを福山は「稀代のムードメーカー」と称賛した。また、是枝監督の現場は「驚きと発見の連続」だという福山は「(『そして父になる』に比べて)鋭さが増したような印象を受けた」と語った。

また、広瀬はそんな三人が激辛ラーメンを食べていたのを「横から眺めさせていただいた」と明かし「不思議な距離感だった」と振り返った。福山は広瀬との競演について「是枝監督と(『海街diary』で共演した)リリーさんから『広瀬すずちゃんに会うと甘酸っぱい気持ちになる』って聞いていた。そんなことないでしょと思っていたけど、実際に会うと、まあ甘酸っぱくなるんですよ。なんなんですかね」と笑いを誘い、役所は「斉藤さんも甘酸っぱくなる」とさらなる笑いを誘った。

最後に福山は「とても文学的でもあり、同時に一人ひとりが参加できるエンターテインメント性も持ち合わせている作品」と本作をアピールした。

『そして父になる』(2013)の是枝裕和監督と福山雅治の2度目のタッグとなる心揺さぶる法廷心理ドラマである本作。勝利にこだわる弁護士・重盛が、やむをえず弁護をすることになった殺人の前科がある三隅。「負け」が決まったような裁判だったが確信が揺らいでいく重盛。本当に彼が殺したのか?弁護士・重森を福山雅治、殺人犯・三隅を役所広司が演じ、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、松岡依都美、市川実日子、橋爪功らが脇を固める。

福山雅治

役所広司

広瀬すず

広瀬すず、福山雅治


映画『三度目の殺人』は2017年9月9日(土)より全国で公開!
監督:是枝裕和
出演:福山雅治、役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、松岡依都美、市川実日子、橋爪功
配給:東宝、ギャガ
©2017フジテレビジョン アミューズ ギャガ