友だちになれる、何度でも―二人の少女の成長を描いた『わたしたち』の予告編が解禁された。

人生で初めて経験する友情、裏切り、嫉妬、すべての感情に戸惑い葛藤する子どもたちの姿を生き生きと鮮烈に映し出す本作。新鋭ユン・ガウン監督が自身の経験を元に描き、誰もが過ぎてきた子どもたちの世界を通して、いじめやスクールカースト、家庭環境の格差など、現代が抱える社会問題を盛り込みながら、他者との繋がりの中で生きる「わたしたち」の関係について問いかける。第66回ベルリン国際映画祭じぇれネーション部門ノミネートを皮切りに数々の国際映画祭に招請。“いじめ”という目に見えない悪魔に、少女たちはどう向き合うのか、子どもたちの表情と言葉を追うだけで濃密でドラマチックな展開を見せる。

今回、本作の予告編が解禁された。冒頭から本作を紹介するのは主人公の少女ソンにいつも面倒を見てもらっている弟のユン。ユンを演じているのは、映画の設定と同じく当時4歳の男の子カン・ミンジュン。主人公の少女たちと同じく、100人以上の子役オーディションから選ばれ、演技は初めてで映画初出演。本作では、初めての友情や嫉妬などあらゆる感情に戸惑い葛藤する子どもたちの姿を生き生きと鮮烈に切りとり、等身大の繊細な心の揺れまで丁寧に描いている。

また、「ミサンガブレス&ポストカード」付き前売り券も販売中。特典のミサンガは、映画のなかで重要アイテムとして登場する。主人公のソンは手先が器用な女の子で友だちのために手作りでミサンガを作る。公開劇場にて販売中。

さらに、映画監督の是枝裕和から本作への応援コメントが到着した。
「主人公の少女ソンから目が離せなかった。ファーストカットからずっとだ。彼女の戸惑い、友情への期待、そして、落胆。どんな些細な表情の変化も見逃すまい、と、監督は強靭な覚悟で寄り添った。大好きな作品。」

小学校に通う10歳のソンは、人付きあいが少し苦手な少女。終業式の日に偶然出会った転校生のジアと友情を築いていくが、新学期になるとその関係に変化が訪れる。さらに、共働きの両親を持ち、幼い弟の面倒をみなければならないソンと、裕福だが問題を抱えるジアの、互いの家庭環境の違いも二人の友情に小さな暗い影を落とす。そんなある日、ソンは勇気を振り絞ってジアとの関係を回復しようとするが、些細なことからジアの秘密をばらしてしまう―。

前売り特典(ミサンガブレス&ポストカード)

映画『わたしたち』は2017年9月23日(土・祝)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開!
監督・脚本:ユン・ガウン
出演:チェ・スイン、ソル・へイン、イ・ソヨン、カン・ミンジュン、チャン・ヘジン
配給:マジックアワー、マンシーズエンターテインメント
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