ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップ共演『プラネタリウム』のリリー=ローズ・デップのインタビューが到着した。

野心を抱く姉ローラと、ピュアでイノセントな妹ケイト。パリを舞台に心霊術師として華々しく活躍する二人は、彼女たちに魅了された映画プロデューサーと出会ったことで、互いの運命を狂わせていく―。アメリカで実在したスピリチュアリズムの先駆者として名高いフォックス姉妹と、フランスの伝説の映画プロデューサーであるベルナール・ナタンがモデルの本作。活躍した年代も場所も違うが、「見えないものを見せようとした」、「詐欺師と呼ばれた」という点で共通する彼女たちの物語が、名女優ナタリー・ポートマン、ファッション界からショウビズ界まで今最も世界で注目されているリリー=ローズ・デップ、そしてカンヌに愛されたレベッカ・ズロトヴスキ監督により刹那的で美しい物語として新たに誕生した。

今回、本作で映画出演4作目となったリリー=ローズ・デップのインタビューが到着した。本作に出演することについて「『プラネタリウム』に出演したいと思ったのは、脚本の独創的な魅力と、レベッカ・ズロトヴスキとのミーティングでキャラクターに親近感を感じたからよ。最初は脚本をフランス語で読んだわ。勉強は英語でしていたから、フランス語で読むことは私のバックボーンに合うのよ。私にとって、フランス語で読むことは文学的な感じがするの。私が持っている別の文化背景で大好きなのよ。映画に出てみたくなったの。私が知っているアメリカ映画に比べてとってもフランスらしいものだったけれど。言うまでもないことだけど、そう思ったのは言語の問題じゃなく、私はフランスで働きたかったの。そのためには美しい映画で初めたかったんだけど、この脚本を読んで、“見つけた!!”って思ったのよ」とフランス映画出演への熱い気持ちを語っている。

劇中ではナタリー・ポートマン演じるローラの妹ケイトを演じるリリー=ローズ。死者を呼び寄せるという難しい役柄について「ケイトのキャラクターが私の琴線に触れたのは、彼女の性格に共鳴したからね。私は元気で明るい部分もあるけど、彼女のように引っ込み思案でシャイな部分もあるのよ。自分の世界に引きこもったりしたりもするわ。ケイトは100パーセント地に足がついているわけじゃなくて、時々、生と死の間をさまよっているように思うの。霊を呼び寄せるスピリチュアリストという役柄を演じるのは、すごく大変だったわ。でも私は、死んだ後も魂が一緒にいるという考え方は好きだわ」と自分自身と役柄の共通点を明かす。

「逆説的ではあるけど、物語は悲しい話なのに、セットは楽しかったわ。一番、怖かったのは、泣かなきゃいけないシーンよ。でも全身全霊でキャラクターになりきり、感情移入して、太陽を見上げたの。太陽がちょっと手助けしてくれて(笑)、できたのよ。自分でも止められないくらいに自然に涙が溢れて。この追い詰められた状態が気に入ったのよ。目薬を使わずに、キャラクターに入り込みたかったの。結局のところ、これが映画で私の最初の本物の役柄となるでしょうね」と女優リリー=ローズの才能を感じさせる経験を振り返った。

また、本作でナタリー・ポートマンと姉妹役を演じたことについては「知っての通りナタリーは、すごいキャリアの持ち主で、彼女の出演した映画はほとんど見ていたの。私たちはよく似ているって言われるんだけど、こんなふうにナタリーとエマニュエルとレベッカ監督と一緒に映画に出演できてすごくラッキーだと思っているわ」と素晴らしいチームで仕事ができたことを語った。

映画『プラネタリウム』は2017年9月23日(土)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開!
監督:レベッカ・ズロトヴスキ
出演:ナタリー・ポートマン、リリー・ローズ・デップ、エマニュエル・サランジェ、アミラ・カサール、ピエール・サルヴァドーリ、ルイ・ガレル、ダーヴィット・ベネント、ダミアン・シャペル
配給:ファントム・フィルム
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