スイスで絶賛を浴びた衝撃の問題作『Nichts Passiert(原題)』が『まともな男』の邦題で11月18日(土)より公開されることが決定した。

「よく脚本の練られた、スイス発の複雑な作品」―クルトゥーアラジオRBB、「日常が狂気に変わる瞬間」―シネ・ヨーロッパ、「最高の映画だ!」―ブリッツなど話題の本作は、“スイス”といえば思わず浮かぶだろう壮麗な雪山を舞台に繰り広げられる“悲劇につぐ悲劇”の物語。中年会社員トーマス、倦怠期が続く妻、反抗期の娘、上司の娘ザラの4人でスキー旅行に出かけることから物語は始まる。気乗りしない4人が迎えた初日の夜、ザラが行方不明に―。トーマスが見つけたのは、街角で悲痛に暮れ、「レイプされた」と衝撃の告白をするザラ。トーマスは事態の収拾するため小さなさなウソを重ねていく―。

本作の配給を行うのは、業界初参入のカルチュアルライフ。Vimeoオンデマンドをはじめとする「オンライン限定公開」のインディーズ映画に字幕翻訳を提供する業務でシェアを拡大しているカルチュアルライフは、二階堂峻が代表を務める個人事業の団体。そんなベンチャービジネスの中でたまたま日本語字幕の依頼があったという本作は、その衝撃的な内容に同氏が心を動かされ、配給元と半年以上にも渡る交渉の末に晴れて日本初上陸に至ったという執念の一作。

今回、謎が膨らむビジュアルと予告編が解禁された。ビジュアルには、<小さな嘘は、やがて狂気に>というキャッチとともに、ぼうっと正面を見つめているトーマスの姿が写し出されている。その表情の不安さに、思わず「いったい、この男に何があったのか?!」と興味を掻きたてられる。併せて解禁された予告編では、笑顔で「僕はいたって普通のまともな・・・人間さ」と語るトーマス。美しい冬の雪山の景観とともに、和気あいあいとスキー旅行に向かう家族たち。しかし、ザラの事件を機にトーマスが取った行動は次から次へと裏目になり、その様子を<これは優しさか?、それとも狂気か?>と問いかける。

原題の『Nichts Passiert』は、ドイツ語で「何も起こってない」という意味。何もなかったことにしたいトーマスの偽善的な行動、自己保身、事なかれ主義―。ありがちな行動に「ギクッ」とする人も多いはず。この物語で描かれているのは、決して異常な人間ではなく、どこにでもいる、いたって普通の“まともな人間”。目を背けたくなるような“嫌な共感”と、心を揺さぶる衝撃の結末に注目だ。

中年会社員のトーマスは、休暇に家族全員でスキー旅行に行くことにした。しかし、妻とは長く倦怠期が続いており、娘は反抗期。さらには成り行きで上司の娘であるザラも一緒に連れて行くことになる。初日の夜、ザラが行方不明に。トーマスは街角で悲壮に暮れるザラを発見するが、彼女は「レイプされた」と告白する。警察に行こう提案するも、本人は行きたくないと言う。本人の気持ちを尊重して、どうにか丸く収めようとトーマスは小さなウソを重ねていくが、事態はますます悪い方向へ進んでゆく―。

映画『まともな男』は2017年11月18日(土)より新宿K’s cinemaほか全国で公開!
監督・脚本:ミヒャ・レビンスキー
出演:デーヴィト・シュトリーゾフ、マレン・エッゲルト、アニーナ・ヴァルト、ロッテ・ベッカー、ステファヌ・メーダー、マックス・フバッヒャー、ビート・マルティ、オリアナ・シュラーゲ、テレーゼ・アフォルター
配給:カルチュアルライフ
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