浪川大輔

世界中の映画祭を席巻した奇跡のストップモーションアニメ『ぼくの名前はズッキーニ』の日本語吹替版キャストが決定した。

アヌシー国際アニメーション映画祭で優秀作品賞と観客賞の2冠を射止め、第89回アカデミー賞では長編アニメーション部門にノミネートするなど世界中で旋風を巻き起こしている本作。主人公は、不慮の事故によりママを亡くした9歳の少年。ママが付けてくれた“ズッキーニ”と言う愛称を大切にしている。心優しい警察官に連れられて行ったが孤児院には、心に傷を負った子どもたちが暮らしており、ズッキーニは仲間と居場所を見つけ出してゆく。傷ついた子どもたちを扱うことに細心の注意を払いながら、一方で子どもたちの豊かな想像力を信じる思いに貫かれた物語は、大人も子どもも夢中になり、心を鷲掴みにされる。

今回、本作の日本語吹替版キャストが決定した。フォンテーヌ園のリーダー的存在であり、峯田和伸演じる主人公・ズッキーニの親友となるシモン役に『スター・ウォーズ』シリーズのヘイデン・クリステンセン演じるアナキン・スカイウォーカー役や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのイライジャ・ウッド演じるフロド・バギンズ役など、洋画の吹き替えでも活躍している浪川大輔が決定。その他、声優の早川舞、ちふゆ、小若和郁那、赤坂柾之、実川貴美子、熊谷海麗、松本沙羅、引坂理恵、宮本誉之らが出演する。

浪川大輔(シモン役)コメント

僕が演じたシモンというキャラクターは、園のリーダーとして少し冷たい物言いで意地悪な印象のキャラクターなのですが、物語が進むにつれて次第に皆と心を通わせていき、強がりながらも優しい心を持った男の子です。シモンの心の変化の表現が、非常にこだわって撮影されているので、セリフのないシーンも、是非注目して観てほしいです。この作品は映画全体のタッチとキャラクターの動きが独特で、どのように演じればキャラクターをより魅力的に魅せることができるかを色々と考えて、いつもよりも作品の世界観を意識しながら演じました。また、はっきりとセリフを言わずに、表情だけで語るシーンは、ニュアンスの出し方が難しかったですが、ニュアンスで語る部分と、ストレートな表現の対比を楽しみながらご覧頂けたらと思います。

シモン

映画『ぼくの名前はズッキーニ』は2018年2月10日(土)より新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開!
監督:クロード・バラス
原作:ジル・パリス「ぼくの名前はズッキーニ」(DU BOOKS刊)
声の出演:峯田和伸、麻生久美子、リリー・フランキー、浪川大輔、早川舞、ちふゆ、小若和郁那、赤坂柾之、実川貴美子、熊谷海麗、松本沙羅、引坂理恵、宮本誉之
配給:ビターズ・エンド、ミラクルヴォイス
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