ロシアの鬼才アンドレイ・ズビャギンツェフ監督最新作『ラブレス』の予告編が解禁された。

失踪した「愛せない息子」の行方を追う身勝手な両親が見つけるのは、本当の愛か、空虚な幸せか―。恨みや不満、相手への批判が飛び交う離婚協議の真っ只中の二人は、一刻も早く新しい生活をスタートさせたい。たとえ、それが12歳の息子を見捨てることになったとしても―。初長編作品『父、帰る』(03)でヴェネツィア国際映画祭の最高賞である金獅子賞を受賞し、センセーショナルなデビューを果たしたアンドレイ・ズビャギンツェフ監督の最新作。第90回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。

今回解禁された予告編は、現代ロシアの富裕層が過ごす都心部の日常生活、静かで美しい荒涼とした冬の季節が切り取られ、禍々しさが付きまとうピアノの旋律に終始緊張感が漂う映像となっている。離婚が決まったボリスとジェーニャの夫婦のもとから息子が消えた―。自分が幸せになることばかりを考え言い争い、罵り合っていた二人は次第に事の深刻性に気付き、市民ボランティアの助けを借り捜索を始める。自分が愛せなかった息子の行方を追う身勝手な両親があまりにも大切な存在を失って初めて見つけたものは、何だったのか。本当の幸せとは?

映画『ラブレス』は2018年4月7日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
出演:マルヤーナ・スピヴァク、アレクセイ・ロズィン
配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム、STAR CHANNEL MOVIES
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