『今夜、ロマンス劇場で』の初日舞台挨拶が2月10日（土）に新宿ピカデリーで行われ、綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝、中尾明慶、石橋杏奈、武内英樹監督が登壇した。

上映後の劇場に登場したキャストと監督。坂口は、観客を見わたし「暖かい空気で受け入れてくれたのでよかったのかな、と思いました」と安心している様子を見せた。この日、劇中で演じている“ハンサムガイ”こと後藤龍之介になりきって登場した北村は、「さあ、みんな！成仏の時間だぜ！」と劇中のセリフで笑いを誘ったものの、隣に並んだ綾瀬から「成仏ってなに？」と綾瀬らしいツッコミが入り、「セリフ言ったんですけど・・・」と笑って返した。

本作の、“夢見る青年の夢がかなう”という物語にちなんで、「実現したい夢は？」と聞かれ、一番初めに答えた綾瀬は「世界平和です」と即答。さらに「みんながいつも笑顔で健やかに過ごせる、そんな世の中がいいです」とコメントすると、続けて坂口は「世界平和の次ですもんね・・・」と考え込み、「この作品の大ヒット」と答えた。さらに続けて本田は「空飛ぶ絨毯・・・自分勝手でごめんなさい！」と笑いを誘うと、綾瀬は「私も空を飛ぶのもいいなと思っていたんです」とフォロー。

続けて、困った表情を見せていた中尾だったが、妻で女優の仲里依紗と街中を歩いている時のエピソードとして、「（仲里依紗と）写真撮ってくださいって頼まれて撮るけど、それで去っていくんです」とさびしそうに答え、「いつか僕のほうだけ写真を頼まれたい」と夢を語った。

ここで翌週に迫ったバレンタインデーにちなんで、キャストたち自身が装飾を行ったチョコレートケーキが登場。ここで、この舞台挨拶の前に横浜で行われたイベントで、坂口からバラの花束をプレゼントされた綾瀬からケーキを食べさせてあげるプレゼントが。キャストたちに見守られて「あ～ん」をした坂口は「自分で食べるよりもおいしく感じました」と満面の笑みで答えた。また、本田から食べさせてもらった北村は「幸せです。一瞬で汗をかいた」と笑いを誘った。

最後に阪口は「みなさんも、映画を通じて2人の姿に恋をしていただけたら」と本作をアピール、綾瀬は「当たり前だけど当たり前じゃないこと、そういう日々の小さなことに感謝して、大きな幸せをつかんでいきましょう！」とメッセージを送った。

本作は、武内英樹監督による完全オリジナル脚本のとびきりロマンティックラブストーリー。映画監督を夢見る青年の前に現れた一人の女性は、彼が長年憧れ続けたスクリーンの中のお姫様だった。モノクロの姿で色のある現実世界を体験していく。出会うはずのなかった二人は次第に惹かれ合っていくが・・・。映画の中から飛び出してくるお姫様を演じるのは綾瀬はるか、そして映画監督を夢見る純朴な青年を坂口健太郎が演じる。

【取材・写真・文／編集部】