性の極限を描いた石田衣良の恋愛小説を映画化した『娼年』で主人公・リョウと彼が癒やす女性たちのやりとりに「感動した」「共感した」という声が多く寄せられている。

本作は、娼夫として生きる主人公・リョウが一人の人間として、男性として成長する姿を描くセンセーショナルな人間ドラマ。原作は2001年の直木賞候補となった石田衣良の同名小説。性の極限を描いたセンセーショナルな内容は大きな話題となり、多くの女性から共感を得た。また昨年8月には三浦大輔演出、松坂桃李主演で舞台化され、原作に忠実にセックスを真っ向からから描いた内容と松坂桃李の文字通りの体当たりの演技が話題騒然となり、チケット売り出しと同時にソールドアウト。舞台と同じ三浦×松坂のコンビで映画化した本作では、舞台とは一味違う映像表現の限界に挑戦する。

4月6日(金)に公開されて以来、SNSを中心に「爽快感がすごい」「感動して笑って泣いた」「いろいろと語りたい」「松坂桃李の演技力がすごくて圧倒される」「娼年ワールドの虜に」「満員の映画館で観るのは不思議な体験というかもはや事件」と絶賛のコメントが続々と寄せられ、さらに「これは絶対に映画館で見てほしい」「エロ過ぎるとか言う前に、まずは観て!」など鑑賞を呼びかける投稿も多くみられ、口コミも広がっている本作。

今回、劇中で娼夫・リョウと彼の客となる女性たちの会話から、公開後にSNSや、三浦大輔監督・キャスト陣が登壇した舞台挨拶で観客から「感動した」「共感した」という声が寄せられた優しいセリフをいくつか紹介する。

「どうして年を重ねた女性がそのことを罪のように感じるのか・・・そっちの方がずっと不思議でした・・・」
リョウが、初めての客となるヒロミに「年上の女性のこと、どう思ってる?」と問われ「ボクは子供の頃から大人の女性が好きでした・・・」答えた後に話すセリフ。観客とのQ&A付き舞台挨拶でも、このセリフが本当に好きだという声が挙げられている。

「私、今すぐリョウくんとしたいな」
最初の客・ヒロミがリョウの耳元で囁くセリフ。本作の特報映像の冒頭にも使用され、「エロすぎる」「私もリョウくんとしたい」とSNSで大きな話題を起こした。

「これだけの人間が生きていて、欲望の種類は無限にあるわ」
御堂静香が、初仕事を終えたリョウに電話で語るセリフ。リョウはこの後次第に女性の欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、“娼夫”という仕事にやりがいを感じるようになっていく。

「欲望の秘密はその人の傷ついているところや、弱いところにひっそりと息づいている・・・」
セックスレスに悩む主婦がリョウの胸で泣いている時のリョウのモノローグ。リョウはあらゆる欲望と傷を隠した女性たちを受け止め、癒やしていく。

本作には物語が進むにつれ、共感を得られる素敵なセリフがまだまだたくさん登場する。キャスト陣が「何より女性の方にこそ観ていただきたい作品です」「女性は、登場人物の誰かに共感したり、自分の人生を振り返ったりして、余韻に浸れると思います」「R18+だからと構えてしまう人もいるかもしれませんが、女性に寄り添った、女性の味方の作品。“私たちの映画だ”と思って観ていただきたいです」と語る本作の共感を呼ぶセリフにも注目だ。

映画『娼年』は全国で公開中!
脚本・監督:三浦大輔
原作:石田衣良「娼年」(集英社文庫刊)
出演:松坂桃李、真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、小柳友、馬渕英里何、荻野友里、佐々木心音、大谷麻衣、階戸瑠李、西岡德馬/江波杏子
配給:ファントム・フィルム
©石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会