上段)渡辺大知、岸井ゆきの
下段)内田理央、柳ゆり菜、村上淳


女性の心模様を鮮やかに、時に切なく描く青春映画『ここは退屈迎えに来て』の第二弾キャストが発表され、併せて公開日が決定した。

地方都市に住む「私」と「あたし」―。“退屈”な日々、自分の居場所がみつからないふたりの女性。思い出されるのは輝いていた高校時代、憧れの存在だった「椎名くん」。「私」は彼を探しはじめる。何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく戻ってきた主人公「私」を橋本愛、元彼「椎名」を忘れられない「あたし」を門脇麦、青春時代にみんなが恋焦がれた、自らの退屈を埋めてくれるであろう「椎名くん」を成田凌が演じる。メガホンをとるのは廣木隆一監督。

今回、本作の橋本愛、門脇麦、成田凌に続く第二弾キャストが発表された。「私」が訪れた思い出の場所で出会う同級生【新保くん】役をロックバンド・黒猫チェルシーのボーカルとしての活動に加え、NHK連続テレビ小説「まれ」(2015)や『勝手にふるえてろ』(2017)など俳優としての活躍も著しい渡辺大知。親友に密かな憧れの気持ちを持ち、ファミレスで恋愛話にふける【山下南】役を主演映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』で第39回ヨコハマ映画祭最優秀新人俳優賞を受賞、NHK連続テレビ小説「まんぷく」に出演が決定している岸井ゆきのが演じる。

南の親友で、芸能界での夢が叶わず、地元に帰ってきた雑誌の元専属モデル【森繁あかね】役をTVドラマ「海月姫」や「おっさんずラブ」など話題作への出演が続く内田理央。主人公「私」の学生時代からの友達で、東京への憧れを持つサツキ役を映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』に出演し、『純平、考え直せ』の公開が控える柳ゆり菜。地元のタウン誌をメインに主人公「私」と仕事をしているフリーカメラマン【須賀さん】役を『パンク侍、斬られて候』(2018)など幅広い役を演じ分ける実力派俳優村上淳が演じている。

渡辺大知

脚本を読んだ時、自分の地元を思い出して胸が苦しくなりました。懐かしい日々がキラキラと輝いて見え、戻ってみたいと思った自分に切なくなりました。でも、今が不幸せな訳ではない、と思いたい。
撮影に打ち込み、この気持ちを昇華出来た気がします。この映画は心にモヤモヤを抱えたまま大人になった、何者にもなれない人々の救いになると思います。

岸井ゆきの

 
ふとやってくる退屈の中で思い出した青春が、ひとつのきっかけで再び交錯していきます。
過去を探すひと、乗り越えようとするひと、忘れたひと、そういうひとたちの想いが重なった映画だと思います。

内田理央

田舎独特の閉鎖感、女の子のもつ空気感、ファミレスでの何気ない会話、誰もが経験した事あるようなそんな平坦な日常をリアルに感じて頂きたいです。幸せとはなんのか、私自身も考えさせられました。

柳ゆり菜

女の子という生き物は、10代の青春真っ只中でも、20代の拗らせ真っ只中でも変わらず何かを探していて、きっとどこかに行けると信じている事を実感しました。富山の澄んだ空気の中、閉塞感や心のヒリヒリとした痛みを感じながらサツキを演じました。刺激的なキャスト、スタッフ、廣木監督とこの作品に感謝しています。

村上淳

廣木組という僕の中での"頂"。どういう導線を描くのか。そしてそれらすべてを、そして身体を投げうる覚悟はあるのか。あの独特の緊張感の中、ただ相手を反射するようにキャメラの前へ立てるのか。そして譲りたくないと強く思うハートに火がついているか。そんなことです。

併せて、本作の公開日が10月19日(金)に決定した。

成田凌、橋本愛、門脇麦


映画『ここは退屈迎えに来て』は2018年10月19日(金)より全国で公開!
監督:廣木隆一
原作:山内マリコ「ここは退屈迎えに来て」(幻冬舎文庫)
出演:橋本愛、門脇麦、成田凌/渡辺大知、岸井ゆきの、内田理央、柳ゆり菜、亀田侑樹、瀧内公美、片山友希、木崎絹子/マキタスポーツ、村上淳
配給:KADOKAWA
© 2018「ここは退屈迎えに来て」製作委員会