エマ・ストーン主演最新作『The Favourite(原題)』が第75回ヴェネチア国際映画祭コンペ部門への出品と第56回ニューヨーク映画祭でオープニング上映されることが決定し、併せて特報映像が解禁された。

18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。人々は、アヒルレースとパイナップル食に熱中していた。虚弱な女王、アン(オリヴィア・コールマン)が王位にあり、彼女の幼馴染、レディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が病身で気まぐれな女王の世話をし、絶大な権力を振るっていた。そんな中、新しい召使いアビゲイル(エマ・ストーン)が参内し、その魅力がレディ・サラを引きつける。レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが長びく中、アビゲイルは女王の近臣としてサラに救いの手を差し伸べる。急速に育まれるサラとの友情がアビゲイルにチャンスをもたらすが、その行く手には数々の試練が待ち受けていた―。

主演は『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したエマ・ストーン。本作でも女優としての可能性をさらに広げる熱演が期待される。共演はオスカー女優レイチェル・ワイズ、ゴールデン・グローブ賞&エミー賞に輝く名女優オリヴィア・コールマンなど、ランティモス監督が信頼を寄せる実力派に加え、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィンといった、フレッシュな英国俳優たちが脇を固める。監督は『ロブスター』でカンヌ映画祭審査員賞、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』でカンヌ映画祭脚本賞を受賞したギリシャの鬼才、ヨルゴス・ランティモス。

今回本作が、8月29日[現地時間]より開幕される第75回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、さらに9月28日[現地時間]に開幕する第56回ニューヨーク映画祭でオープニング上映されることが決定した。ヴェネチア国際映画祭での上映がワールドプレミアとなる。

昨年開催された第74回ヴェネチア国際映画祭では、今年審査委員長を務めるギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』が最高賞となる金獅子賞、同作とともに賞レースをにぎわせた『スリー・ビルボード』が脚本賞を受賞し、その後アカデミー賞までこれらのFOXサーチライト2作品が快進撃を果たしたことが記憶に新しい。本作は11月23日より全米で公開される。今最も注目の監督・俳優を擁した本作で、FOXサーチライトがどのような世界を見せるのか、期待が高まる。

特報映像

映画『The Favourite(原題)』は2019年2月より全国で公開!
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、オリヴィア・コールマン、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィン
配給:20世紀フォックス映画
©2018 Twentieth Century Fox