孤高の天才画家ゴッホの繊細で強烈な人生を描いた『At Eternity’s Gate(原題)』に主演のウィレム・デフォーが、9月8日[現地時間]に発表された第75回ヴェネチア国際映画祭において男優賞を受賞した。

本作は、精神に病を抱え、近しい芸術家たちとも真っ当な人間関係を築けず、常に孤独の中に生きたフィンセント・ファン・ゴッホを描いた作品。唯一才能を認め合い、心の内をさらけ出すことのできたゴーギャンとの出会いと、共同生活の破綻。そして、いまだ多くの謎が残る死―。不器用なまでに芸術と向き合い、生きているうちにはほぼその絵が売れたことのなかった孤高の画家が、自らの人生を通して何を見つめていたのかを、『潜水服は蝶の夢を見る』で話題を呼んだ鬼才監督ジュリアン・シュナーベルが渾身の力で描いた注目の一作。

シュナーベル監督に「この役は、彼しか考えられなかった」と言わしめたのが、主人公のゴッホを演じ、今回第75回ヴェネチア国際映画祭において男優賞に輝いたウィレム・デフォー。ラース・フォン・トリアー、ウェス・アンダーソンなど作家性の高い監督作品から、ハリウッド大作まで幅広いジャンルで活躍し、最近ではショーン・ベイカー監督『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞ほか多くの助演男優賞にノミネート、全米批評家協会賞、NY批評家協会賞などで同賞を受賞。そんなデフォーの、本作での観客を圧倒する演技には、今後の賞レースでも期待が高まる。

なお、ヴェネチア国際映画祭は、その年の映画賞レースやアカデミー賞の行方をうらなう前哨戦として位置づけられていることもあり、ここでの受賞者や受賞作には、映画関係者は勿論のこと、世界の映画ファンからも非常に高い注目が集まる。

共演者には、オスカー・アイザック、ルパート・フレンド、マッツ・ミケルセン、マチュー・アマルリックら錚々たるキャストが名を連ねる。なお、本作の日本公開は2019年を予定されている。

ストーリー

幼いころから精神に病を抱え、まともな人間関係が築けず、常に孤独だったフィンセント・ファン・ゴッホ。才能を認め合ったゴーギャンとの共同生活も、ゴッホの衝撃的な事件で幕を閉じることに。あまりに偉大な名画を残した天才は、その人生に何をみていたのか―。

映画『At Eternity’s Gate(原題)』は2019年に全国で公開!
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:ウィレム・デフォー、オスカー・アイザック、マッツ・ミケルセン、マチュー・アマルリック
配給:ギャガ、松竹
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