一途過ぎるアラサー女子の全力片思いラブストーリー『愛がなんだ』の追加キャストが発表された。

角田光代による傑作小説を今泉力哉監督が映画化した本作。仕事や友人、自身の生活全てを犠牲にしてもいいほどの“愛”を持ったテルコと、彼女を取り巻く様々な人物を描いた恋愛群像劇。28歳のOLテルコは一目ぼれしたマモルに想いを寄せている。自分の時間のすべてをマモルに捧げ、仕事を失いかけても、親友に冷たい目で見られても、マモルがいてくれるなら幸せだと思っている。主人公テルコ役を岸井ゆきの、マモル役を成田凌が演じる。

今回、新たに深川麻衣、若葉竜也、片岡礼子、筒井真理子、江口のりこの出演が発表された。テルコ(岸井)と最も近しい友人である葉子役には、『パンとバスと2度目のハツコイ』(2017)に続き、2度目の今泉監督作品への出演となる深川麻衣。テルコの親友で、達観した価値観を持ちながらも、色男や流行りものに目がないという難しい役どころの葉子を演じ、これまでに見せたことのない新たな一面を披露している。

葉子に想いを寄せ、友人以上恋人未満の関係を続け、テルコの一番の理解者であるプロカメラマン志望の青年・ナカムラ役には、『葛城事件』(2016)、『南瓜とマヨネーズ』(2017)、『パンク侍、斬られて候』(2018)などに出演し、若手きっての演技力と存在感をスクリーンに焼き付ける若葉竜也、テルコの仕事場の上司役に、熊切和嘉監督作『武曲』(2017)や『ハッシュ!』や『ぐるりのこと』など橋口良輔監督の作品に数多く出演する片岡礼子、葉子の母親役に『淵に立つ』などの筒井真理子、マモルがテルコに突然紹介する年上の女性・すみれ役には、自由自在に演じる役柄に同化し観るものに忘れられない印象を残す江口のりこと実力派が揃い、作品に厚みを加えている。

映画『愛がなんだ』は2019年春に公開!
監督:今泉力哉
原作:角田光代「愛がなんだ」(角川文庫刊)
出演:岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、片岡礼子、筒井真理子/江口のりこ
配給:エレファントハウス
©2019映画「愛がなんだ」製作委員会