『十二人の死にたい子どもたち』のジャパンプレミアが1月9日(水)に都内で行われ、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜/橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登壇した。

予告編に続き、高杉のアナウンスをきっかけに、全員が白い服に身を包んで登場した今回のイベント。年代の近い若手俳優が勢ぞろいした作品ということもあり、終始和気あいあいとしたイベントとなった。

はじめに“やばいエピソード”を聞かれたキャストたち。北村が、雨の日にヴィンテージの靴を履いていたところ靴底がなくなってしまっていたらしく「ソールがどこかいっちゃった」と明かし、そのまま靴下がびしょびしょのまま仕事の現場へと向かったエピソードを挙げると、登壇者からの笑いが起こった。

続けて、作品のテーマにちなんで“人生の大きな決断”を問われた杉咲は「日々決断をしているのですが、いつも何を食べるかを真剣に悩んでいます」と明かし、中央を割って使うタイプの使い切りパックのドレッシングを初めて買ったというが、「ドレッシングを浴びてしまいました」と告白。これにはほかの登壇者からも驚きと笑いの声があがった。

また、ロサンゼルスで生まれ育った新田は「日本に拠点を移して、日本で役者をすること」を挙げたものの「悩みませんでした。すぐに決める派なので」と潔く決めたことを明かし、続く北村も大学に進学するか芸能活動を行うかが大きな決断だったことを明かした。橋本も「同じことで申し訳ないんですけど・・・」と前置きしつつ「私も福岡から上京することが大きな決断でした。潔く決断しました」と悩まなかったことを明かした。

ここで、ボタンを押した人の人数が画面に表示されるトータライザーを使った問題が出され、「だれかのとんでもない秘密を知っている」という問いには7人がボタンを押す結果に。これには北村も「怖っ!」と思わず声を上げたが、その内容は“坂東がアプリに合わせて踊っていたこと”と明かした北村に、新田も撮影時に泊まりに来た坂東が「(自分の足で新田の)足を挟んでくる」と暴露。「冷房が効いてて寒かった」とっ焦る坂東だったが、橋本は「秘密っていうと坂ちゃんになっちゃう」と仲の良さを窺わせた。

また、「堤監督の次回作に出演したい?」という問いには、まさかの“0人”という結果に。これには堤監督も「12人の見切った子どもたち」と苦笑。さらに杉咲は「もうあんな現場耐えられないです!」と声を上げたが、笑いながら「冗談です。監督をだまそうとあえて押さなかった」とあらかじめ話し合っていたことを明かし、堤監督もほっとした様子。

最後に新田は「このミステリーを解けるか、みなさんも推理しながら観るのもおもしろいと思います」と本作をアピールし、杉咲は「衝撃のラストを楽しんでほしい」とメッセージを送った。

冲方丁原作で、第156回直木賞にも候補作となり話題となった現代サスペンスの傑作を実写映画化した本作。出演するのは、先に発表された杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜ら若手オールスターキャスト5人と橋本環奈、さらに堤幸彦監督によってオーディションで選ばれた吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗ら将来の活躍が期待される俳優6人。“全員平成生まれ“の今注目の気鋭俳優12人が凄まじい才能を惜しみなく披露し、“これぞ演技バトルの真骨頂”という熱演を繰り広げる。

【取材・写真・文/編集部】

映画『十二人の死にたい子どもたち』は2019年1月25日(金)より全国で公開!
監督:堤幸彦
原作:冲方丁「十二人の死にたい子どもたち」(文春文庫刊)
出演:杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜/橋本環奈/吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗
配給 ワーナー・ブラザース映画
©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会