後列)堤幸彦監督、古川琴音、渕野右登、吉川愛、萩原利久、坂東龍汰、竹内愛紗
前列)橋本環奈、北村匠海、杉咲花、高杉真宙、黒島結菜


『十二人の死にたい子どもたち』の初日舞台挨拶が1月26日(土)に丸の内ピカデリーで行われ、杉咲花、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜/橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登壇した。

冒頭の挨拶では、この日インフルエンザのため欠席となった新田真剣佑から「大変申し訳ありません。みなさまにお会いすることがかなわず残念に思っています」というメッセージが代読された。北村は「(新田が欠席ということで)味をしめて長めのコートを着てきました(笑)」と挨拶し、改めてキャスト同士の仲の良さを窺わせる舞台挨拶となった。

同世代のキャストがそろった本作だが、撮影中にはそれぞれが“成長した”という部分も多かったようで、「忍耐力がついた」という杉咲は「40分の長回しは経験したことがなかった」と明かし、カットがかかると「これはすごいシーンになってるんじゃないかなという気持ちになった」と振り返った。また、北村は「どの現場に行っても年下だったんですけど、今回は年下の子がいて。現場で竹内さんが宿題をやってたんです。おれってもしかして年取ってる?って」と明かし、会場からは笑いが起きた。

続けて、タイトルにちなんで「十二人の○○子どもたち」の「○○」にそれぞれが思う言葉を入れて答えるコーナーに。“ゲームがしたい”と答えた高杉は「年齢が近いので一緒に盛り上がってゲームがしたい」と答え、橋本は“ハワイで打ち上げがしたい”と答えたが、これに橋本自身は「私利私欲っぽくなっちゃった(笑)みんなの気持ちを代弁したつもりで」と焦ってフォローする場面もあった。

この場にいない新田は“個性の違う”という言葉を選び、これに北村は「まじめだな。真剣佑らしいという気がします。人への愛情がすごい。みんなのことが大好きなので」と明かした。続いて“もぐもぐしたい”を挙げた杉咲はそんな新田のエピソードとして、「現場で新田真剣佑さんが大量のピザを差し入れてくださったんです。重たいシーンが多いのでワイワイ食べるより各々で食べたので、今度はみんなで食べたい」と笑顔で答えた。また、堤監督は“隅に置けない”を挙げ、「この12人はどんな現場でも大丈夫なんじゃないか、それくらいの対応力」とキャストたちを絶賛した。

最後に杉咲は「お芝居をさせていただいて、自分が生きていると感じた。生きるパワーをもらえる作品になっているんじゃないかと思います。このキャストのみなさんとご一緒できたことを幸せだと思っています」とメッセージを送った。

冲方丁原作で、第156回直木賞にも候補作となり話題となった現代サスペンスの傑作を実写映画化した本作。出演するのは、先に発表された杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜ら若手オールスターキャスト5人と橋本環奈、さらに堤幸彦監督によってオーディションで選ばれた吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗ら将来の活躍が期待される俳優6人。“全員平成生まれ“の今注目の気鋭俳優12人が凄まじい才能を惜しみなく披露し、“これぞ演技バトルの真骨頂”という熱演を繰り広げる。

【取材・写真・文/編集部】

映画『十二人の死にたい子どもたち』は全国で公開中!
監督:堤幸彦
原作:冲方丁「十二人の死にたい子どもたち」(文春文庫刊)
出演:杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜/橋本環奈/吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗
配給 ワーナー・ブラザース映画
©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会