『半世界』の公開直前イベントが2月9日(土)にスパリゾートハワイアンズ(福島県)にて行われ、主演の稲垣吾郎が登壇した。

スパリゾートハワイアンズのルーツは常磐炭礦と呼ばれる炭鉱、そして本作『半世界』では主人公・炭焼き職人の人生が描かれており、“炭”がキーワードになっている事に加え、同施設は「きづなリゾート」として周知されていること、本作も家族と友情、人との“絆”が描かれているというこの大きな2つの共通点から開催された今回のイベント。

大寒波の訪れたこの日、雪が降りしきる中でもスパリゾートハワイアンズの中は一年中28度。真夏のスパリゾートハワイアンズにふさわしい南国の花柄をイメージした華やかなスーツで登場した稲垣吾郎は「みなさん、今日はあいにくの天気の中、お越し頂きましてありがとうございます!すごく嬉しいですね。撮影の時に使ったものとか置いてあってその当時の事を思い出しますね」と、同施設にて開催されている本作とのタイアップ企画『半世界』ギャラリー場内で流れていたメイキング映像を見ながら懐かしんだ。

本作で共演した長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦とはそれぞれ初共演となるが「みなさん一度は共演してみたい俳優さんだったので、この作品で共演する事が出来てまた一つ夢が叶ったと思いました。現場では、それぞれ役に集中していたので和気藹々という感じではなかったけど、去年、東京国際映画祭で撮影以来久々に皆さんに再会して監督を含めて食事に行く事が出来ました。食事に行ったら、撮影の時の感じと全然違っていて、やはり、皆さん当時は役に入り込んでいたのを改めて感じました。プロのお仕事だと感じました」と振り返った。

また、「その中で本日、試写に訪れてくれたお客さんの観終わった後の表情を見て確かな手応えを感じました。人生の折り返しで残りの人生をどう生きるかとありますが、僕は、趣味もたくさんあるので色々な事に挑戦したいですね。ワインや、料理、何かをプロデュースした事がないのでそういったお仕事にも興味があります」と、新たなるジャンルの仕事への興味を語った。

イベント会場になったスパリゾートハワイアンズについては「(自身がキャンペーンキャラクターを務める)CM撮影含め、来るのは2回目なんですが、中がとても暖かくて外との違いも楽しめるし、この温度感がすごくいい。プライベートでもまた来たいと思いました。僕ジェットコースターはダメなんですが、ウォータースライダーならいけるかも(笑)」と語った。

共演キャストについては「撮影当時、長谷川さんは役作りでアクションがあって、節制していたみたいだし、あのアクションシーンの彼の目は本当に怖かった。あのシーンの撮影の事は今でもすごく覚えてます。すごく刺激になりました。共演した俳優さんとは、またご一緒できるように、さらに、監督には、また作品に呼んでもらえるように頑張りたいと思います」とさらなる活躍を期待させた。

本作は、阪本順治監督が稲垣吾郎主演、共演に長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦で贈る完全オリジナルストーリー。かつて一緒に過ごした三人組のうちの一人が前触れもなく田舎へ戻ってくる。仕事を辞め、家族と別れ、何があったかを決して口にしない。ワケありの仲間の帰還が、残りの2人にとっては「これから」を考えるきかっけになっていく―。諦めるには早すぎて、焦るには遅すぎる40歳を目前という年齢の男三人の視点を通じて、「残りの人生をどう生きるか」というある地点の葛藤と、家族や友人との絆、そして新たな希望を描く感動作。

映画『半世界』は2019年2月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開!
脚本・監督:阪本順治
出演:稲垣吾郎、長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦
配給:キノフィルムズ
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