高橋優


直木賞作家・西加奈子の傑作を映画化した『まく子』の高橋優による書下ろし主題歌「若気の至り」のストーリーフィルムが解禁された。

本作は、小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエと出会い、彼女に秘められた大きな秘密を知ることで、今まで見てきた世界―日常―が優しく塗りかえられていき、ほんの少しだけ大人へと近づいていく思春期ならではの葛藤や親と子の確執と再生を描く“奇跡”の物語。主人公・慧を本作が初主演となる14歳の山﨑光、謎の転入生・コズエ役を今後の活躍が期待される新星・新音、ダメな父親だけれど息子の成長を陰ながら見つめ背中をそっと押す父・光一役を草彅剛が演じる。

今回解禁された高橋優による主題歌「若気の至り」のストーリーフィルムは、楽曲の世界観を表現した淡い青春模様をドラマ仕立てに仕上げている。出演するのは、ドラマ「半分、青い。」や映画『春待つ僕ら』、『サムライマラソン』などに出演する注目の若手俳優小関裕太と、映画『ミスミソウ』やドラマ「幸色のワンルーム」で主演を務めるほか、「ロッテ・ガーナミルクチョコレート」のCMキャラクターとしても注目される若手女優・山田杏奈。小関裕太は高橋優が主催する「秋田 CARAVAN MUSIC FES」にも訪れるなど親交がある。

映像は卒業式終わりの男女グループの帰り道の様子から始まり、メインキャスト2人やグループの間での淡い青春模様を回想シーンを盛り込みながら展開する。楽曲に寄り添いながら約6分程の映画を感覚を味わえる特別なストーリーフィルムとなっている。

高橋優 コメント

今ここにはないけれど間違いなくそこにあったもの。
ただ二、三文字で片付けたくはない心模様。とても大切なはずなのにフと全て消えてしまいそうな儚げなもの。
そういった風景を詰め込んだようなこの映像作品を、自分の楽曲「若気の至り」と共にご覧いただけることを光栄に思います。
小関裕太くんと山田杏奈さんの気持ちの移り変わり、季節の移り変わりを想起させる表情のなせる技に感服です。

小関裕太 コメント

―映画『まく子』について
空の色や。落ち葉の色や。光の色から感じ取られるのは、淡く、儚い恋のような、夢のような一瞬一瞬でした。この映画を見ながら飲むコーヒーの味わいを色鮮やかにしてくれるやさしい作品です。
―「若気の至り」ストーリーフィルムについて
高橋優さんの大ファンである、小関裕太です。まずこの曲が入っているアルバム『STARTING OVER』が色んな感情や音が行き交う最高のアルバムなのですが、実はその中でも僕が特に好きだったのが、この「若気の至り」だったのです。出演が決まって嬉しくて心が震えました。夢が叶いました。
優さんの曲は色々な捉え方ができるので、この曲を初めて聴いた時の僕なりの解釈もありましたし、映画『まく子』も観て、主題歌としての解釈もありましたが、今回発表されたストーリーフィルムの解釈もとってもフィットしていて切なくて素敵です。ぜひ楽しみにしていただきたいです。

山田杏奈 コメント

以前から聴いていた高橋優さんのストーリーフィルムに出演させて頂けて本当に嬉しいです。曲を最初に聴いた時に、学生ならではの瑞々しさやもどかしさが迫ってきて胸が苦しくなるような不思議な感覚になりました。小関裕太さんに引っ張っていただき、当時の空気感を感じていただける映像になっていると思います。

「若気の至り」高橋優 ストーリーフィルム

映画『まく子』は2019年3月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国で公開!
監督・脚本:鶴岡慧子
原作:西加奈子「まく子」(福音館書店刊)
出演:山﨑光、新音、須藤理彩/草彅剛
配給:日活
©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)