アナ・ケンドリック×ブレイク・ライブリー共演の映画『シンプル・フェイバー』のインタビューが到着した。

保険金を切り崩しながら子供を育てるシングルマザーのステファニー(アナ・ケンドリック)は、同じクラスに息子を通わせるエミリー(ブレイク・ライブリー)と出会う。華やかなファッション業界で働くどこか気怠くミステリアスなエミリー。対照的な二人だったが、お互いの秘密を打ち明けあうほど親密な仲になる。ある日、ステファニーは息子を学校に迎えに行ってほしいとエミリーから依頼される。しかし、エミリーはその“シンプル・フェイバー(ささやかな頼み)”を最後に姿を消してしまう。その巧妙なストーリー展開から原作の発売を待たずに映画化が決定したダーシー・ベルによる傑作小説「ささやかな頼み」を、アナ・ケンドリックとブレイク・ライブリーという注目の二人で映画化した本作。

今回、アナ・ケンドリックとブレイク・ライブリーのインタビューが到着した。本作の脚本を読んだときのことをアナ・ケンドリックは「ポール・フェイグが監督とは知らなくて、スリラー作品だと思って読んでいました。だけど読んでる間に、『この脚本笑える』と思ったの。それで読み終わって改めて、表書きを見たらポール・フェイグが監督と書いてあって、『なるほど!それなら、ものすごくツイストされた、面白い作品になる』と思ったわ。最初は、スリラーになると思わせて、そこから、奇妙で、笑えるものを追求していく、その二段階で最高に楽しい作品になると思えたの。さらに、人間性も追求したものだし、ミステリーでもあり、ヒッチコック的でもあり、時にすごく現実的で、時にすごくカッ飛んでいる。だから、ジャンルを超えた要素があり、そこが楽しめると思いました」とポール監督の手腕を大絶賛。

そんなアナに同意するブレイクは「私もこの作品が様々なジャンルを超えるところが面白いと思ったわ。でも、どのニュアンスで演じればいいのか分からないことがあったから、撮影の間中、お互いいつも確認し合っていたの 。いつも『今のやりすぎだったかしら?』って確認したりしていました。映画の中にはすごく感情的なシーンなのにむしろすごくリアルに描かれているシーンもあります。その狙いは、彼女のキャラクターに共感することで、彼女の感情も理解できるようするため。だってどんなカッ飛んだことを彼女がしていても、どこか共感できる部分がなかったら、映画として成立しないと思うから」とキャスト・スタッフ間で細かくニュアンスを確認しながら映画を作り上げてきたことを振り返っている。

また、ポール監督について、アナと同じくブレイクも絶賛しており「彼はすごく自由に演技させてくれる人だったわ。撮影が開始する前にしっかりと準備はしたんだけど、カメラが実際に回り始めたら、ただ楽しんで演じようとしました。この映画が観ていて楽しいのは、みんながこの映画で楽しんで演じているのが伝わってくるからだと思うわ。例えば、スクリーンには30秒しか映っていないような人でも、楽しんでいるのが絶対に伝わると思う。それがポールと仕事して、他の監督とは違うすごく特別だったことだと思う」とポール監督ならではの撮影現場での体験を語っている。

本作で初共演となったアナ・ケンドリックとブレイク・ライブリー。アナは「非常に含みのあるシーンを演じる場合、お互いを完璧に信頼しあってないとできない。だからブレイクがパートナーで本当に感謝している。色々な層がある映画だし、危険な賭けでもある映画だから、彼女と共演できてすごく恵まれていたと思う」とブレイクへの信頼を語り、続けてブレイクも「アナはあまりに素晴らしいから、彼女との共演シーンではすごくナーバスになった。でも同時に最も嬉しいシーンでもあった。彼女がどんな素晴らしい演技を見せてくれるのかいつも想像も付かなかったから。彼女は、ユーモアと感情的なシーンを絶妙なバランスで演じてくれる。それを見ているとすごく興奮したし、彼女のおかげでそのシーンがすごく活き活きとしたものになったと思うわ」とお互いを称賛し合った。

映画『シンプル・フェイバー』は2019年3月8日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開!
監督:ポール・フェイグ
出演:アナ・ケンドリック、ブレイク・ライブリー、ヘンリー・ゴールディング
配給:ポニーキャニオン
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