ホームレスの両親に育てられた女性の半生を綴った全米ベストセラー小説を映画化した『The Glass Castle(原題)』が『ガラスの城の約束』の邦題で6月14日(金)より公開されることが決定した。

原作は衝撃的な自身の半生を綴ったジャネット・ウォールズの自叙伝「The Glass Castle」。華麗なセレブのイメージをかなぐり捨て、過酷な子ども時代の思い出を赤裸々に描いたことが話題を呼んだ。主演を務めるのは、『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソン。両親への複雑な感情を心の内に秘めながらも、高級ブランドのスーツと隙のないメイクで武装し、幸せを掴み取ろうと邁進する主人公を好演。単に「毒親」とはカテゴライズできない正邪併せ持つ両親を演じたのはウディ・ハレルソンとナオミ・ワッツ。監督には、『ショート・ターム』でブリー・ラーソンと組んだデスティン・ダニエル・クレットン。過去とともに忘れようとした父の、正しくはないけれど強烈で深い愛が観る者の心を震わし、一歩前へ進む勇気をくれる感動のヒューマンドラマ。

今回、公開決定と合わせて解禁された予告編では、ニューヨークで自立し幸せに暮らす主人公が、関係を断ったホームレスの父との再会をきっかけに、今まで隠して生きてきた子供時代の想い出を呼び起こしていく。父との想い出をたどる中で、「自分らしく生きる幸せ」を教えて育ててくれた父の想いに気づき、“本当の幸せ“を掴むために再び人生を歩み出すという感動を誘う内容となっている。

予告編

ストーリー

「ニューヨーク・マガジン」で活躍する人気コラムニストのジャネットは、恋人との婚約も決まり、順風満帆な日々を送っていた。ある日、ジャネットは車道に飛び出してきたホームレスの男性に遭遇する。それは、なんと彼女の父・レックスだった―。レックスは、いつか家族のために「ガラスの城」を建てるという夢を持つエンジニア、妻のローズマリーはアーティスト。彼らは定職につかず理想や夢ばかりを追い求め、自由気ままに暮らしていた。物理学や天文学などを教えてくれる父・レックスは、幼い頃のジャネットたち兄弟にとってカリスマ的な存在で、聡明なジャネットのことを彼は「チビヤギ」と呼び、愛情を注いでいた。しかし、仕事が上手くいかないレックスは次第に酒の量が増え、家で暴れるようになっていく。やがて、高校生になったジャネットは大学進学をきっかけに、ニューヨークへと旅立ち、両親との関係を断とうとするが・・・。

映画『ガラスの城の約束』は2019年6月14日(金)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開!
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
出演:ブリー・ラーソン、ウディ・ハレルソン、ナオミ・ワッツ
配給:ファントム・フィルム
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