世界が最も注目する新鋭ルーカス・ドン監督『Girl/ガール』が7月5日(金)より公開されることが決定した。

バレリーナになるために奮闘するトランスジェンダーの少女の記事に心を動かされたルーカス・ドン監督の“必ず彼女を題材にした映画を撮る”という強い思いから誕生した本作。主演のビクトール・ポルスターは、アントワープ・ロイヤル・バレエ・スクールに通う現役のトップダンサーで、“性別を超越した美しさ”と絶賛され、500人を超える候補者の中から選ばれた逸材。初の映画出演で、彼自身はシスジェンダーでありながらララの繊細な表情や思春期の心の機微を見事に表現し、バレエシーンでは圧倒的なパフォーマンスを見せている。その息をのむほどに美しいバレエシーンの振り付けはコンテンポラリーダンス界の旗手であり、日本でも森山未來とタッグを組んだ公演でも知られる天才振付師シディ・ラルビ・シェルカウイが担当している。

本作で監督を務めるのは、今世界が最も注目する新鋭ルーカス・ドン。長編デビュー作ながらカンヌ国際映画祭に選出されカメラドール(新人監督賞)ほか3冠を受賞、アカデミー賞外国語映画賞のベルギー代表に選出され、ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネートという快挙を成し遂げ、評論家・観客からは“ニュー・ドラン(第2のグザヴィエ・ドラン)”とも称される。

今回解禁された予告編に映し出されるのは、バレリーナになるために父親と弟と共に新しい街で生活を始めた、期待と不安に揺れる15歳のララ。入学を許された難関のバレエ校で厳しい指導に明け暮れるララの前に立ちはだかるのは、身体の変化によってうまく踊れなくなることへの焦り、クラスメイトから向けられる嫉妬― 思春期の葛藤や孤独を抱えながら、刹那的に今を生きるララとその娘を必死に支える父との絆が描かれ、夢に向かって美しく踊り続けるララの姿が胸を打つ映像となっている。

予告編

ストーリー

15歳のララの夢はバレリーナになること。しかしそれは簡単なことではなかった。彼女は男の体に生まれてきたから。それでも強い意志と才能、娘の夢を全力で応援してくれる父に支えられ、難関のバレエ学校への入学を認められる。夢の実現のためララは毎日厳しいレッスンを受け、血のにじむような努力を重ねていく―。だが、初めての舞台公演が迫る中、思春期の身体の変化により思い通りに動けなくなることへの焦り、ライバルから向けられる心ない嫉妬により、彼女の心と体は追い詰められていく―。

映画『Girl/ガール』は2019年7月5日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国で公開!
監督・脚本:ルーカス・ドン
出演:ビクトール・ポルスター、アリエ・ワルトアルテ
配給:クロックワークス、STAR CHANNEL MOVIES
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