アルコールに溺れる父とその家族を描いた『酔うと化け物になる父がつらい』で元欅坂46今泉佑唯が映画初出演することが決定した。

原作は、アルコールに溺れる父を持つ菊池真理子著による実体験によるコミックエッセイ。父は毎日アルコールに溺れ、母は新興宗教信者。そんな両親のもとに生まれた主人公は、酔って化け物となった父の奇行に悩まされ、母の孤独に触れながら、崩壊していく家族の中で、がむしゃらに未来を見つけていく―。毎晩お酒に酔っぱらい化け物となって帰ってくる父の姿をユーモラスに描きながらも、家族が迎える衝撃の展開とラストに「涙が止まらない」と話題になった。松本穂香×渋川清彦がW主演を務め、母親役をともさかりえが演じる。

今回、松本穂香演じる主人公田所サキの妹・田所フミ役に今泉佑唯が出演することが決定した。今泉にとって本作が映画初出演となる。初めて映画撮影を乗り越え「ほっとしている」という今泉。現場では、姉役の松本穂香にアドバイスをもらっていたと明かし、「本当のお姉ちゃんのような存在」だったという。松本との息ぴったりの姉妹役にも期待だ。

今泉演じる田所フミは、酔うと化け物になる父、新興宗教の母という両親のもとで育ち、壊れゆく“家”の中でも笑顔を絶やさず、家族を明るく照らし続ける役柄。母・田所サエコが起こす“ある事件”に直面し、そして酔っ払った父の奇行を前にしても、動揺する姉を明るく支え続ける姉思いの人物。そんな彼女は、自身の快活さと利発さで周囲からも人気を集める。今泉も映画初出演での大役ながら、持ち前の明るさと利発さでもって体当たりで挑み、見事に「ハマり役」となった。中学生から大人の女性へと成長していく田所フミ演じる今泉の熱演に期待が高まる。

今泉佑唯コメント

―今回が映画初出演ということですが、現場を終えられての心境をお聞かせください。
 分からないことだらけで初日から躓いてしまい、不安でいっぱいでしたが、無事に終えることができて少しほっとしています。
―つらい局面でも明るくふるまう田所フミ役を演じられてみて、いかがでしたか?
 自分自身とほんの少しだけ重なる部分があり、共感できたり、でもいつも明るく振る舞うフミちゃんにどこか胸が苦しくなってしまう場面もありました。
―松本穂香さんとの姉妹役での共演はいかがでしたか?
 緊張している私を見て優しく声を掛けてくださったり、アドバイスをしてくださって嬉しかったです。本当のお姉ちゃんのような存在でした。
―最後に、映画を楽しみにお待ち頂いている皆様にメッセージをお願いします
 お酒が好きな人、そうでない人。人それぞれですがこの映画を観てきっと共感できる部分がたくさんあると思います。ぜひ、観ていただけると嬉しいです。

映画『酔うと化け物になる父がつらい』は2019年度に全国で公開!
監督:片桐健滋
出演:松本穂香、渋川清彦、今泉佑唯、ともさかりえ
配給:ファントム・フィルム
©「酔うと化け物になる父がつらい」製作委員会