ピクサー・アニメーション・スタジオの作品を生みだす技法と科学に迫る展覧会「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」が4月13日(土)より六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにて開催されるのに先駆けて、12日(金)に内覧会が行われた。

2015年のボストンでの開催から延べ150万人以上を魅了した展覧会「The Science Behind PIXAR」がアジアで初開催となる。『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』、『ファインディング・ニモ』などの人気キャラクターを通して制作の裏側が公開される。普段見ることができないピクサー・アニメーション制作の裏側を、制作のカギとなる8つの工程にて紹介。数々の魅力的なキャラクターは、どのように生みだされ、作品がどのように作られていくのか、実際のアニメーションづくりを体験しながらひみつを解き明かすハンズオンで体験できる。

会場内は8つの工程を、分かりやすく、丁寧に説明された表示とともに展示されている。そのほとんどの展示はハンズオン、つまり実際に手で触ることができる(一部展示については手を触れることができないものがある)。また、展示と合わせてフォトスポットも用意されており、ハンズオン展示を楽しみつつ、バズ・ライトイヤーやマイク&サリーらピクサーのキャラクターのフォトスポットで一緒に写真を撮ることもできる。

「モデリング」のエリアには、キャラクターの粘土模型が展示されていたり、続く「リギング」のエリアではキャラクターの動きを学ぶことができる。“包んでみよう”と題して、立方体にウォーリーの模様がついた布を巻くことでその構成を体験することができる。

「サーフェイス」では、“物の見え方”をテーマに、素材や新品か古びているかを加工で表現する。車のボンネットのカラーリングや模様を決め、さらにそこに古びた加工などをすることで、その違いを体験することができる。

「セット&カメラ」のエリアには、“物語の世界をつくる”展示が盛りだくさん。虫の目線でカメラを動かしてみたり、バーチャルセットのレイアウトをデザイン、また草の長さや色を調整して草原をプログラムすることも簡単にできてしまう。

「アニメーション」はハンドルを回してコマ送りで動きを確認することができたり、ピクサー作品のオープニングでおなじみのルクソーJr.を動かして撮影しながらストップモーションアニメーションを作ることができる。

「シミュレーション」ではキャラクターの髪や服が本物のように動く様子を、効果をオンにしたりオフにしたりすることで体験することができる。

「ライティング」は明かりを調節することで、その見え方の違いや明かりの重要性を感じることができる。そして「レンダリング」では最終的な作業がどのように行われるかを自分で操作して体験できる。

展示がすべて終わるとオリジナルグッズがたくさん販売されている「PIXARのひみつ展 スペシャルショップ」にたどり着く。ここには本展に登場するたくさんのピクサー・アニメーションのキャラクターたちの限定グッズが用意されている。きっと展示を見終わるころには、キャラクターへの愛情がより一層増していることだろう。

「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」

会期:2019年4月13日(土)~ 9月16日(月・祝)※会期中無休
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
開館時間:10:00~22:00(最終入館21:30)
主催:東京シティビュー、NHKプロモーション
企画制作:ドリームスタジオ
特別協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン
協賛:ハウス食品グループ、ロート製薬 ※五十音順
後援:J-WAVE 81.3FM
入場料:一般1,800円、高校生・大学生1,200円、4歳~中学生600円、シニア(65歳以上)1,500円
前売券:1,500円(一般)
展覧会サイトは こちら
問い合わせ:03-6406-6652(東京シティビュー)

© Disney/Pixar