伊坂幸太郎“初”にして“唯一”の恋愛小説集を映画化した『アイネクライネナハトムジーク』の予告編とポスタービジュアルが解禁された。

原作は、現在に至るまでに42万部(電子書籍を除く)を売り上げる伊坂幸太郎によるベストセラー。6章の短編から成るこの原作には、登場人物それぞれに伏線が敷かれ、最終章でそれが回収されるという伊坂ならではの仕掛けがあるのだが、映画でも三浦春馬演じる佐藤という男を中心に展開していく。監督を務めるのは、緻密な構成と巧みな演出で、リアルで新しい恋愛群像を描いてきた“ダメ恋愛映画の旗手”とも称される、今注目の新鋭監督・今泉力哉。今回は、原作者の伊坂幸太郎から「映像化できるのは今泉監督しかいない!」とラブコールを受け快諾した。

今回、斉藤和義が手がける主題歌「小さな夜」を使用した予告編とポスタービジュアルが解禁された。予告編は、3度目のカップル共演となる三浦春馬演じる佐藤と多部未華子演じる紗季の雲行き怪しい会話から始まりつつも、2人の出会いの様子が描かれる。佐藤の大学の同級生で矢本悠馬演じる織田一真と、森絵梨佳演じる由美は結婚して子供も2人、幸せそうな家庭を築いている。一方で、由美の友人の貫地谷しほり演じる美容師・美奈子は、電話の相手に「今のままがいいというか・・・」とつぶやき悩んでいる様子も。

また、原田泰造演じる佐藤の会社の先輩であり、妻に逃げられた藤間はショックを受けながらも妻との出会いを振り返り「彼女でよかった」と佐藤に伝える。さらに、注目の若手俳優、恒松祐里と萩原利久演じる高校生たちも登場。爽やかな斉藤和義らしさ溢れる主題歌にのせて“それぞれの10年間”が巧みに絡み合い、佐藤と紗季の恋が何か動き出しそうな予感を感じさせる予告編に仕上がっている。

予告編

映画『アイネクライネナハトムジーク』は2019年9月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:今泉力哉
出演:三浦春馬、多部未華子、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久、成田瑛基、八木優希、こだまたいち、MEGUMI、柳憂怜、濱田マリ/藤原季節、中川翼、祷キララ/伊達みきお、富澤たけし、貫地谷しほり/原田泰造
配給:ギャガ
©2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会