「連続ドラマW そして、生きる」の完成披露試写会が7月18日(木)にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、有村架純、坂口健太郎、知英、岡山天音、月川翔監督が登壇した。

有村架純と坂口健太郎を主演に、人間ドラマの名手と言われる脚本家・岡田恵和が紡ぐヒューマンラブストーリーである本作。これまでにも「ひよっこ」など岡田が脚本を担当した作品に多々出演している有村は、自身の映画デビュー作となった『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011)から仕事を一緒にしているといい、「当時から見守ってくださっている。自分自身を超える作品をプレゼントしてくださる方」と信頼を置いている様子を明かした。

そんな有村とは本作が3度目の共演こなるという坂口は「とても安心していられるし、架純ちゃんと一緒にお芝居をすると、心地よい空気に包まれる」と演技の上でいい関係性が築けていることを明かした。有村も坂口に対して「(仕事を一緒にする)そのたびに違う顔を見せてくださる俳優さん。彼が演じるキャラクターは、繊細な部分もあり、おおらかな部分もあり、どちらの面も兼ね備えている感じがします」と語った。

知英は有村演じる瞳子の友人の韓国人ハン・ユリを演じており、「(自身が演じる)ハンちゃんが一番瞳子の近くにいて、正直に言う言葉で瞳子が勇気をもらっていた。そういう役を演じられたことが幸せ」とコメントした。ほかのキャストよりも遅い現場入りとなった岡山は「先に撮影している現場にお邪魔して見学をさせていただいた」といい、有村からも「すごくまじめな方なんです」とその姿勢を称賛した。

本作では、気仙沼や盛岡などでロケが行われているが、「3月末に行かせていただいてまだ寒かった」と明かしつつ、「ロケ地の方々が温かいごはんを作ってくださったり、撮影にものすごく協力していただける方々ばかり」と協力に感謝の気持ちを語った。坂口は「土地からエネルギーをもらう。それを日々感じながら撮影していました」と振り返った。

また、タイトルにちなんで“生きていると実感したことは?”という質問に「仕事以外は静かに暮らしているので仕事中。実感中です、いま」と答え、笑いを誘った岡山。知英は「二度寝できるとき」と答え、これには会場も大爆笑となった。

一方で坂口は「疲労困憊の時です。ギリギリだなというときは生きてるなと(感じる)。力を出し切っ
瞬間に感じる」と答え、有村は「この作品中は毎日生きてると思いました。感情の浮き沈みが激しかったので。毎日生かされてると感じました」と振り返った。

最後に坂口は「5年、10年経っても、どこか日常でこのシーンを思い出してくれたらいいなと思います。心のどこかにこの作品が残り続けてくれたらとても素敵です」と本作をアピールし、有村は「幸せな人生を送るためにはどう生きたらいいか、どう選択したらいいか、きっと誰もが考えたことがあると思います。自分で人生を選択していくということを、改めて考えていただける作品です。とても厚みのある作品になったと思います」とメッセージを送った。

本作は東北と東京を舞台に、過酷な運命を生きた2人の男女・瞳子と清隆、そして彼らと巡り合わせた人々の人生を描いた珠玉の感動作。愛とは―、そして生きるとは―。誰もが経験し、誰もが共感する数々の出会いと別れを繰り返し、人は強く、美しくなり、そして人生はより愛おしくなる。激動とも言える現代に生きる瞳子と清隆は悩みながらも自らの意志で道を選択し、人生を切り開こうとする。運命に翻弄されながらも葛藤し、強く生きていく2人の交錯する未来に何が見えるのか―。主人公・瞳子役を有村架純、もうひとりの主人公・清隆役を坂口健太郎が演じる。

【写真・文/編集部】

「連続ドラマW そして、生きる」は2019年8月4日(日)よりWOWOWプライムにて放送!
毎週日曜日22:00より放送(全6話)※第1話無料放送
監督:月川翔
出演:有村架純、坂口健太郎、知英、岡山天音、萩原聖人、光石研、南果歩
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