『任俠学園』の完成披露試写会が8月26日(月)に都内で行われ、西島秀俊、西田敏行、伊藤淳史、葵わかな、葉山奨之、桜井日奈子、生瀬勝久、木村ひさし監督が登壇した。

今回、地元密着型ヤクザ“阿岐本組”のヤクザ役を演じた西島は「『ダブルフェイス』というドラマで、ヤクザだけど刑事なんです」と振り返り、さらに並ぶ伊藤が共演していたことから、伊藤は「僕が死ぬと作品がおもしろくなると言われた」と明かし、会場の笑いを誘った。

その伊藤は、本作の撮影現場を「明るく楽しく元気な仲間たちで、いいチームワークでした」と笑顔で語った。また、西島は西田との共演に「尊敬する俳優の中でもトップ」と称賛し、西田が繰り出すアドリブに「この映画を見て、どこがアドリブかわかるかどうかっていうことですね」とアドリブを超えた演技であることを明かした。

また、“これだけは守るルールやモットー”について、葉山は「ハンカチを持ち歩いています」と答えると、桜井も「私も!」と付け加え、続く葵も「私もハンカチを・・・」とコメントし会場の笑いを誘った。続く伊藤は「だいたい持ち歩くのはリップクリーム。ないと大変なことになる。できれば、ポケットに1個、バッグに1個、家に新品が5個」とリップクリームの重要性を語り、会場は笑いに包まれた。

社会奉仕がモットーの地元密着型ヤクザ“阿岐本組”が義理と人情を武器に、倒産寸前の私立高校や出版社、病院や映画館など困ってる人たちをボランティア精神で助ける今野敏による人気小説「任俠」シリーズ(中公文庫)。西島秀俊と西田敏行のW主演で映画化された第一弾はシリーズの中でも、特に根強く愛され続ける『任俠学園』。真面目過ぎるが故、空回りしながらも世の為、人の為に走り回る不器用な彼らが、日本列島を笑顔で満ち溢れさせる。

【写真・文/編集部】

映画『任侠学園』は2019年9月27日(金)より全国で公開!
監督:木村ひさし
原作:今野敏「任侠学園」(中公文庫刊)
出演:西島秀俊、西田敏行、伊藤淳史、葵わかな、葉山奨之、池田鉄洋、佐野和真、前田航基・戸田昌宏、猪野学、加治将樹、川島潤哉、福山翔大・高木ブー、佐藤蛾次郎・桜井日奈子、白竜、光石研、中尾彬(特別出演)、生瀬勝久
配給:エイベックス・ピクチャーズ
©今野 敏 / ©2019 映画「任侠学園」製作委員会