『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の来日記者会見が8月26日(月)に都内で行われ、レオナルド・ディカプリオ、クエンティン・タランティーノ監督、シャノン・マッキントッシュプロデューサーが登壇した。

タランティーノ監督9作品となる話題作の公開を前に行われた今回の記者会見には、会場を埋め尽くす多くの取材陣が駆け付けた。冒頭の挨拶では、先日、妻が妊娠したことを発表したタランティーノ監督が「家中に小さな“タラちゃん”がいるようなことも近いと思います」と笑顔でコメントし、会場を沸かせた。

本作では、実在の人物を多く描く中で、ディカプリオはリック・ダルトン、ブラッド・ピットはリックのスタントマンを務めるクリス・ブースという架空の人物を演じった。その構成について、タランティーノ監督は「自分のフィクションのキャラクターと、当時ハリウッドに住んでいた方を組み合わせたらおもしろいと思いました」と振り返った。

今回、『ジャンゴ』以来のタッグとなるタランティーノとディカプリオだが、ディカプリオは「役に惹かれた」とオファーを受けた理由を明かし、「監督からバックグラウンドストーリーを全部聞かされていた」と振り返り、さらに「時代の精神もわかりながら撮影できました」とタランティーノ監督ならではの作りこみの深さから本作のリアリティが生まれたことを明かした。

また、ディカプリオは自身の役どころについて「映画に関しては徹底的にリサーチします」といい、「クリスも私(が演じるリック)も、この業界に属していて、ちょっと落ちぶれている。ハリウッドが変革していく中で取り残されている状態にある」と説明し、「ブラッドも私も実際には成功していると思います。でもこの業界がどういうところか、2人がどういうキャラクター化よくわかるし、お互いが依存しあっている」と2人の関係性を語った。

一方でタランティーノ監督は「バディものですから大物だからというだけのキャスティングではうまくいかない」とディカプリオとピットが衣装を身に包んだ時のルックスの類似など様々な点を考慮した結果のキャスティングであったことを明かし、「2人をキャスティングできたことは世紀のクーデターだと思います」と語った。

また、ハリウッドで生まれたディカプリオは「この業界を知っているので、どれだけ俳優でいることが大変かわかります。世界中からあ夢をもってやってくるけど、なかなか夢をかなえられないのが現状」と明かし、「僕はラッキーにも子どものころからハリウッドにいるので、学校が終わったらオーディションを受けに行くことができた。自分に決定権や選択肢があることは、俳優として奇跡だと思います。日々感謝しています」と語った。さらに、ハリウッドを「私の一部になっています」と語るディカプリオは「ある意味では夢の工場で、成功を生み出しますが、失敗もある。多くの世界中から集まった素晴らしい人々に出会っていますし、LAに戻るのはハッピーになる街です」と語った。

ハリウッドの鬼才クエンティン・タランティーノ監督4年ぶりとなる最新作。タランティーノ監督が執筆に5年の歳月を費やし、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという今世紀最大の二大スターを初共演させ、友情と絆を軸に1969年のハリウッド黄金時代の光と闇に迫る。リック・ダルトン(ディカプリオ)は人気のピークを過ぎたTV俳優で映画スター転身を目指し焦る日々。そんなリックを支えるクリフ・ブース(ピット)はスタントマンかつ親友。目まぐるしく変化するハリウッドで生き抜くことに精神をすり減らしているリックとは対照的に、いつも自分らしさを失わないクリフ。ある日、リックの隣にロマン・ポランスキー監督と女優シャロン・テート夫妻が越してくる―。そして、1969年8月9日、それぞれの人生を巻き込み映画史を塗り替える“事件”が起こる。

【写真・文/編集部】

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は2019年8月30日(金)より全国で公開!
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント