『ジェミニマン』のLAプレミアが10月6日[現地時間]に米ロサンゼルス・TCLチャイニーズシアターで行われ、ウィル・スミス、クライヴ・オーウェン、ベネディクト・ウォン、アン・リー監督、ジェリー・ブラッカイマープロデューサーらが登壇した。

快晴に恵まれたロサンゼルスで行われたプレミアイベントには、多数の報道陣と溢れんばかりのファン約1,000人が集まり、熱気に包まれる中で主演のウィル・スミスが姿を現すと一気にボルテージはMAXとなった。先が見えないほど長く列をなしたファンひとりひとりに、丁寧かつハイテンションなファンサービスで大いに会場を盛り上げたウィルは、ロゴをあしらった特設ステージからも豪快にパフォーマンスを見せるなど大判振る舞いで、LAの街を熱狂の渦に包んだ。

最新技術を用いウィル本人の演技をもとにフルCGで制作された当時の本人としか思えない23歳のウィルとの、前代未聞のウィル・スミスW主演が話題となり大きな注目が集まるなか、「年寄りを演じる方が、若い自分よりよっぽど簡単だ。一旦学んだことは消し去ることができないんだ。大事な経験は体の一部になっているからね。悩んだのは、どうやったら世間知らずに戻れるかということ。目がそうでないといけない。そこが一番難しかった」と、輝かしいキャリアを誇り経験豊富なウィルだからこその苦労を明かした。

さらに、<3D + inHFR>という驚異の映像技術により製作されている本作について、「ホームシネマが凄く普及して、映画館に行く理由が無くなりつつあるが、アン・リー監督は観客を映画館に呼び戻そうと、限界を超え、ハイ・フレーム・レートと3Dで映画に新しい言語を確立させようとしているんだ」と、新次元の映像世界へと到達させた監督への敬意を込めて本作の意義を熱弁。

その張本人として熱い出迎えを受けたアン・リー監督は、自身が実現させたその映像世界に「すごく綺麗に見えるよね。本当に満足だし、誇りに思っている。でも僕もまだまだ研究を続けたいと思っている。一歩踏み入れたらもう出られない、新しい世界を進みたくなるんだ!」といっそう増すばかりの熱意を語り、新たな技術を採り入れて撮影するプレッシャーの大きな作品に主演として挑んだウィルについても「心の温かい人間で、もちろん良い役者で努力家の、最高の映画スターだよ。努力家なのは知っていたけど、親しくなると改めて驚いた」と賛辞した。

さらに彼らを支え、引き上げる役目を担ったもう一人の大物である、数々の世界的大ヒット作を手掛けてきたハリウッドきっての名プロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーも「俳優が本当に隣にいると感じるほど、深度と没入感もすごい。映画鑑賞は変わるよ。映画館に人が戻ってくる」と力を込め、映画史のマイルストーンとなり得る本作への自信をのぞかせた。

また、ジュニアをヘンリーの元へ送り込んだ秘密組織“ジェミニ”のクレイ・ヴェリス役のクライヴ・オーウェンや、ヘンリーの戦友であり、今回の危機にもともに立ち向かい彼をサポートするバロン役のベネディクト・ウォンら豪華共演陣も会場を盛り上げ、世界累計興行収入2兆円を超えるウィル・スミス×アン・リー×ジェリー・ブラッカイマーのハリウッド最強トリオが手掛ける近未来アクションエンターテイメントの幕開けに相応しい壮大なプレミアイベントとなった。

引退を決意した伝説的スナイパーのヘンリーは、政府に依頼されたミッションを遂行中、何者かに襲撃される。自分の全ての動きを把握し、神出鬼没なターゲットを追い詰めるが、襲撃者の正体が秘密裏に作られた“若い自分自身”のクローンだという驚愕の事実を知り、政府を巻き込む巨大な陰謀に巻き込まれていく―。主演ウィル・スミス渾身の演技と最新技術により実現した対決は究極の没入感が味わえる。監督は巨匠アン・リー、ジェリー・ブラッカイマーが製作を務める。

映画『ジェミニマン』は2019年10月25日(金)より全国で公開!
監督:アン・リー
出演:ウィル・スミス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、クライブ・オーウェン、ベネディクト・ウォン
配給:東和ピクチャーズ
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