『バッドボーイズ フォー・ライフ』のLAプレミアが1月14日[現地時間]にロサンゼルスで行われ、ウィル・スミス、マーティン・ローレンスらキャストに加え、本作の監督コンビであるアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー、製作総指揮のジェリー・ブラッカイマーが登壇した。

1月17日からの全米公開を目前に控えた1月14日[現地時間](15日[日本時間])にロサンゼルスで開催されたLAプレミア。ウィル・スミスは会場に集まったファンに向けて「シリーズ最初の作品から25年、2作目からは17年、そしてついに3作目、戻ってきたよ!この映画をみんな絶対気に入ってくれると思う。前作から時間がかかったのは、3作目を最高のものにしたかったからだ。これまでの2作を大切にしているからこそ、同じように大切に3作目を作りたかった。みんなを楽しませて、元気づけられるような作品をね」と挨拶した。

さらに、「ほとんどの人は知らないと思うけど、最初の作品はマーティン・ローレンスがまずはキャスティングされて、スタジオやプロデューサーはマーティンに“君は誰と組みたい?”と聞いて、俺を選んでくれたんだ。彼には本当に感謝しているよ」と第1作目にキャスティングされた際のエピソードを披露すると、これにはマーティン・ローレンスも「おれの人生の中でも最高の判断だよ」と笑顔を見せた。

第1作目よりプロデュースを手掛けるジェリー・ブラッカイマーは、「前作から17年の時を経て、彼らは戻ってきた。よりレベルアップしてね!まるで熟成されたワインのように、彼らは華麗に年を重ねた。おもしろくて、ドラマティックで、エモーショナルな作品だよ。そういう映画を、観客のために作りたいと思っている。そしてウィルとマーティンという素晴らしい役者を映画に迎えることによって、彼らが映画の中で生み出す特別なケミストリーを楽しむことができる。この2人は偉大だよ。それぞれとても面白いが、2人でいるともっと面白くなる。このケミストリーが最高だ。マイケル・ベイ監督が生み出したような素晴らしいアクションは健在で、今回若き監督2人がさらに個性を発揮した。とてもエキサイティングな仕上がりだよ」と史上最強の刑事コンビのウィルとマーティンに賛辞を送った。

また本作で監督に抜擢されたのは、2018年米バラエティ誌による「観るべき10人の監督たち」に選出されたアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーのコンビ。アディルは「夢が叶ったよ。子供の頃『バッドボーイズ』を観て育ち、ウィルとマーティンの大ファンだった。この2人のレジェンドと一緒に仕事ができたなんて、いまだに信じられないよ」と現在の心境を明かし、ビラルも「10歳の頃『バッドボーイズ』を観て、公園で警察官ごっこをしたのを覚えているよ。この映画に携われたことは本当に光栄だ」と興奮を隠せない様子だった。

最後に、ウィルは本シリーズで長年コンビを組むマーティンとの関係性について、「僕ら2人のケミストリーについては、よく話し合うけれど、相性の良さがどこから来たのかを説明するのは難しいよ。秘密の要因があるかもね。お互いを楽しみ、理解し合い、それが映画の中で素晴らしいケミストリーを生み出し、観客を楽しませることができるんだ」とコメント。マーティンも続編の公開を待ちわびたファンに向けて、「前作から年月を経た。みんな長らく待たせたね」とメッセージを送った。プレミアでは、ウィルが「僕のヒザは今年いっぱいが限界だね。来年には手術が必要だよ」と彼らしいコメントで会場の笑いを誘うなど、大盛況のうちに幕を閉じた。

マイアミを舞台に、ウィル・スミス×マーティン・ローレンスという2人の刑事が挑んだ本作は、カーアクションと銃撃戦をたっぷりと盛り込み、身体をフルに使った体当たりの映像でアクション映画の真髄を伝え、ジェリー・ブラッカイマー×マイケル・ベイコンビの金字塔を打ち立てた『バッドボーイズ』(1995)。さらに8年後『バッドボーイズ 2バッド』(2003)で黄金コンビが再会、2020年、ウィル・スミスがバッドボーイズとして再び帰って来る・・・“最後の任務”として―。何者かに命を狙われるマイク。標的は、マイアミ市警の“バッドボーイズ”。

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』は2020年1月31日(金)より全国で公開!
監督:アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー 
出演:ウィル・スミス、マーティン・ローレンス
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント