今回解禁されたビジュアル


キングコング・西野亮廣の大ヒット絵本をアニメーション映画化した『映画 えんとつ町のプペル』が来年12月に公開されることが決定し、併せてイメージビジュアルが解禁された。

42万部という驚異的な売り上げを記録している西野亮廣が監督を務めた絵本「えんとつ町のプペル」。緻密に表現された絵の世界観と、大人も泣ける物語の展開に絵本の人気はとどまることを知らず、本年10月にはパリ・エッフェル塔にて日本人アーティストとして初めての絵本展が開催されるなど、世界中で人気を博している。2020年1月より、舞台公演も決定している一大プロジェクトの最大の目標として西野が当初から明言していたアニメーション映画化が遂に実現する。

絵本では描かれていない「えんとつ町の由来」や貨幣価値理論を背景に仕込み、新たに魅力的な登場人物も盛り込みながら、新しいエンターテインメント作品としてさらなるバージョンアップを仕掛けた。制作はハイクオリティな作品を世に送り続けるSTUDIO4℃が手がけ、個性豊かなキャラクター達を楽しく切なく表現して壮大なプペルワールドを描き出す。

今回解禁されたイメージビジュアルは、本編キャラクターデザインも手がける福島敦子による描き下ろし。ゴミ人間プペルと壮大な冒険を繰り広げる主人公ルビッチが描かれている。煙を吐き出す煙突たちをバックに、まだ見ぬ星を見据えるかのように天を見上げるルビッチの表情からは、心の奥に秘めた意志を感じられるようなビジュアルとなっている。

西野亮廣(製作総指揮・原作・脚本)コメント

2011年頃、まず最初に「えんとつ町のプペル」という物語を書いたのですが、その時から映画化を考えていました。実は全10章というとても長い物語で、誰も知らない作品をいきなり映画で公開しても、映画館に足を運んでもらうことがあまり想像できなくて、まずは3~5章だけを絵本として出版して、皆さんに知っていただいた上で全章を映画化しよう、という順番ですね。とても長い物語ですが、映画では絵本に描かれていない全てを描いていますので、絵本を読まれた方はより楽しめると思いますし、絵本を全然読まれていない方にももちろん楽しんで頂けると思います。
「打倒ディズニー」といろんなところで言ってはいますが、僕はディズニーが大好きで、夢を見させてくれるし、一番リスペクトしていて。だからこそ、作り手として、表現者として隅っこの方にいるような人間ですが、王者にはちゃんと挑みたいなという思いがあります。作品の中でキャラクターたちに「諦めるな」や「夢は叶う」ということを言わせているので、その張本人が挑まないことにはチグハグだなと思うので、正面から挑んで戦いたいなと思っています。
ようやく思い描いていた映画が、来年のクリスマスに公開になりますので、ぜひ遊びにいらしてください。

西野亮廣

原作書影

ストーリー

煙突だらけの『えんとつ町』では、そこかしこから煙が上がり、頭の上はモックモク。 黒い煙でモックモク。 黒い煙に覆われた『えんとつ町』の住人は、青い空を知りやしない。輝く星を知りやしない。そんな町に生きる親を亡くした少年ルビッチのもとにハロウィンの夜に現れたゴミ人間プペル。2人に起こる奇跡の物語・・・。

『映画 えんとつ町のプペル』は2020年12月より公開!
監督:廣田裕介
製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣
原作:にしのあきひろ「えんとつ町のプペル」(幻冬社刊)
配給:東宝=吉本興業
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©AKIHIRO NISHINO, GENTOSHA 2016