007シリーズ第25作となる最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のビリー・アイリッシュによる主題歌が公開された。

ボンドは現役を退きジャマイカで穏やかな生活を満喫していた。しかし、CIA出身の旧友フェリックス・ライターが助けを求めてきたことで平穏な生活は突如終わってしまう。誘拐された科学者を救出するという任務は、想像以上に危険なもので、やがて脅威をもたらす最新技術を保有する黒幕を追うことになる―。本作で5度目のジェームズ・ボンド役を演じるダニエル・クレイグはもちろん、悪役にラミ・マレックのほかに、レア・セドゥ、ラシャーナ・リンチ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、ビリー・マグヌッセン、アナ・デ・アルマス、ロリー・キニア、ダーヴィッド・デンシック、ダリ・ベンサーラ、ジェフリー・ライト、そしてレイフ・ファインズらシリーズ続投の出演者に加え、フレッシュな顔ぶれもあり豪華キャストが出演する。

ビリー・アイリッシュは18歳で200万枚以上を売り上げ、本年度グラミー賞5部門を受賞。ボンド・シリーズの主題歌を手掛け歌うアーティストとしては史上最年少となる。先日行われた第92回アカデミー賞受賞式では「イエスタデイ」をパフォーマンスした。そのビリー・アイリッシュによる主題歌を2月18日(火)[現地時間]にロンドンで開催されるイギリス最高峰の音楽の祭典「ブリット・アワード」で本作の音楽を手がけるハンス・ジマー、元ザ・スミスのギタリストであるジョニー・マーとともに初めてパフォーマンスすることが発表された。本楽曲は、複数のグラミー賞を受賞しているビリー・アイリッシュの兄フィニアス、さらに音楽プロデューサーのスティーブン・リプソンとともに制作され、ハンス・ジマーとマット・ダンクリーがオーケストラ用に編曲を、さらにギターをジョニー・マーが担当した。

本作のプロデューサーを務めるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは、「ビリーとフィニアスが『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のために、力強く感情に訴える、さらに本作のストーリーの心情を描いた楽曲を作詞作曲したことを発表できてワクワクしています」とコメントし、キャリー・ジョージ・フクナガ監督は「ボンドの主題歌を手がけるアーティストは限られている。僕はビリーとフィニアスの大ファンです。創造に対する誠実さ、実力は誰にも負けていません。次世代に響く彼らの声は本作に新たなる発見をもたらしています。この楽曲を皆さんに披露できる日が待ち遠しいです」とコメントした。

ビリー・アイリッシュは「この曲を手掛けるのはあらゆる点でクレイジーだった。この伝説的なシリーズの最新作の主題歌を手掛けるのは非常に光栄なこと。ジェームズ・ボンドは史上最高の映画シリーズよ。今でもショック状態」、さらにフィニアスも「ボンド映画の楽曲を手掛けることは僕らの長年の夢でした。『007/ゴールドフィンガー』や『007/死ぬのは奴らだ』のようにこれほどまでに作品と音楽が融合しているシリーズはありません。この伝説的なシリーズで一役を担えたことをとても幸運に感じています。007、万歳!」とコメントした。

主題歌をフィーチャーした作品映像

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は2020年4月10日(金)より全国で公開!
監督:キャリー・フクナガ
出演:ダニエル・クレイグ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト、アナ・デ・アルマス、ラッシャーナ・リンチ、ビリー・マグヌッセン、ラミ・マレック
配給:東宝東和