曜日ごとに異なる7人の僕たち―『水曜日が消えた』の“卓球の日”を記念した場面写真が解禁された。

本作は、1人の人間の内側で、曜日ごとに入れ替わって暮らしている7人の“僕”が主人公。他の“曜日”とは、直接会うことはできず、日記を通してのみ間接的に互いを知っている。そのうちの最も地味でつまらない1人、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく世界の物語。主人公を演じるのは、「日経トレンディ」が選ぶ「2019年 来年の顔」に選出され、話題作への出演が相次ぐ中、『凪のお暇』のゴン役でも大きな話題を呼んだ中村倫也。メガホンをとるのは次の時代を担う気鋭の映像クリエイター100人を選出するプロジェクト「映像作家100人2019」に選ばれるなど注目を集める吉野耕平。

5月15日(金)に公開を予定していた本作だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期となっていた。今回新たな公開日が6月19日(金)に決定した。発売を中止していた前売り券も販売を開始する予定。既に購入済みの前売り券は延期後の公開でも使用可能。

併せて、本作の吉野監督自らが手掛けた主題歌「Alba(アルバ)」(須田景凪)のMVが解禁された。須田景凪の作品としては初の全編CGのMVに仕上がっている。映画本編のストーリーとリンクした“7人の僕”の生活を想起させる作品となっており、CGクリエイターとしての一面も併せ持つ吉野監督ならではの映像だ。

吉野監督は「映画に登場したものと同じ、7種類の靴や7種類のペンが出てきますが、あくまでAlbaのミュージックビデオとして楽しんでいただけるように作らせていただいたつもりです。ただ両者は全く別の話、というわけではなく、いわば一つの物語の『外側』と『内側』みたいな関係かもしれません。是非、映画を観る前、観た後と、それぞれ両方楽しんでいただければと思います」とMVに込めた想いを語っている。

須田景凪は「『水曜日が消えた』の公開、大変嬉しく思います。大好きな映画です。MVにも映画の要素を、吉野監督が繊細に散りばめてくれました。是非楽しんで頂けたら嬉しいです」とコメントしている。主題歌「Alba」は本日より配信開始。

中村倫也 コメント

――MVを見ての感想
どうやって作っているんだろうと最初に思いました。監督が一枚一枚書いているのかな?って。
元々、映画と歌の雰囲気と歌詞の世界観が絶妙に混じり合っていて、まさしく主題歌という印象でしたが、
それを視覚的に監督が作ってくれて、映画の中に出てくる様な風景だったり、アイテムが
加わったことでより結びつきが強くなった感じがしました。
(観ると)楽しいと思います。素敵な音楽と素敵な映像。
映画は、まだ公開前ですが、想像を膨らませて愛でてもらえれば嬉しいです。
――気になったシーン
映画を作っていた身としては、思い浮かぶシーン、思い入れのある小物とかが、
全てのカットに散りばめられていて、楽しかったです。
靴だけで、あれだけ見せられるっていうのも凄いし、
窓から差し込んでくる花びらとか
そういう一個一個の映像に温もりがあって
吉野監督らしい作品だと思いました。
あと、豚のストラップが好きだなと思いました(笑)。

「Alba」MV

予告編

映画『水曜日が消えた』は2020年6月19日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督・脚本・VFX:吉野耕平
出演:中村倫也/石橋菜津美、中島歩、休日課長/深川麻衣、きたろう
配給:日活
©2020『水曜日が消えた』製作委員会