現代の女性の揺れ動く心情にフォーカスしたヒューマンドラマ『Daughters』が7月25日より開催される第23回上海国際映画祭で上映されることが決定した。

舞台は東京・中目黒。ルームシェアを送る2人の女性を主人公に、妊娠そしてシングルマザーとして出産するという人生の決断を通して、友情、仕事、家族、過去への固執と現実など、現代の女性の揺れ動く心情にフォーカスしたヒューマンドラマ。脚本・監督を務めるのは、本作が初の長編作品となるファッションイベント演出家・映像作家の津田肇。そして、『犬鳴村』のヒットが記憶に新しい三吉彩花、『燃えよ剣』、『461個のおべんとう』の公開を控える阿部純子の2人がW主演し、仕事も遊びも充実した毎日を送る27歳の親友同士を瑞々しく演じる。

今回、本作が7月25日より開催される第23回上海国際映画祭で上映されることが決定、アジア新人賞部門に選出された。カンヌ、ヴェネツィア、ベルリンの3大映画祭と並び、国際映画製作者連盟(FIAPF)が公認する15の長編映画祭のひとつである上海国際映画祭には、アジアの新しい才能に光を当てる「アジア新人賞部門(ASIAN NEW TALENT AWARD)」が設立されており、過去には『ブルーアワーにぶっ飛ばす』(19/箱田優子監督)、『blank13』(17/齊藤工監督)、『0.5 ミリ』(15/安藤桃子監督)が監督賞を受賞した。本年度は、「最も美しい映像!」という賛辞とともに『Daughters』が、日本映画としては本作だけが栄誉ある本賞に選出された。

津田肇(監督)コメント

コロナウイルスの感染拡大で、世界の様々な映画祭が中止となっている中、上海国際映画祭のアジア新人賞部門に『Daughters』がノミネートされたということ、映像美を評価いただいているということをお聞きし、大変嬉しく思っております。そしてこの最中、開催をご決断された上海国際映画祭に対し、敬意を表します。今年は、世界中で多くの方が、人生の大きな変化・試練に直面したはずです。『Daughters』の主人公の二人を通し、素直に頼ることができ、絆を確かめ合うことのできる存在の大切さについて考えるきっかけが広がることを祈っています。

また、本作の写真展が本日7月20日より中目黒蔦屋書店で開催される。フォトグラファー・横山マサトが撮り下ろした26枚の写真を店内に掲載。また、本編映像を今回のために津田監督が特別編集した映像の上映や、映画のムビチケやオリジナルステッカーも販売している。

映画『Daughters』写真展
期間:2020年7月20日(月)~8月9日(日)
場所:中目黒蔦屋書店(東京都目黒区上目黒1-22-10)

映画『Daughters』は2020年9月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開!
脚本・監督:津田肇
出演:三吉彩花、阿部純子、黒谷友香、大方斐紗子、鶴見辰吾、大塚寧々
配給:イオンエンターテイメント・Atemo
©「Daughters」製作委員会