森山直太朗、堤幸彦監督


ベストセラー・サスペンスを映画した『望み』の主題歌が森山直太朗書き下ろし楽曲「落日」に決定した。

高校生の息子が消えたその日、同級生が殺された。幸せだった家族の日常は一変する。息子は犯人なのか。それとも、もう1人の被害者なのか?極限の家族愛を描くサスペンス・エンタテインメントである本作は、ベストセラー・サスペンス小説を、エンターテインメントの旗手・堤幸彦監督により映画化。堤真一演じる一級建築士の石川一登は、自らデザインした優雅な邸宅で、石田ゆり子演じる妻・貴代美や子供たちと幸せな毎日を送っていた。その日常は、ある日突然一変する。高校生の息子が無断外泊をした夜、同級生が殺害される事件が起きる。それきり連絡が途絶えてしまった息子は事件への関与を疑われていくが、もう一人殺されているという噂が流れる。愛する我が子は犯人か、それとも被害者か―。

本作の主題歌を担当するのは、デビューから18年。今や国民的ソングにもなっている「さくら(独唱)」を筆頭に数々の名曲を紡いできたシンガーソングライター森山直太朗。主題歌について、堤幸彦監督と制作陣は、「本作の中で、たとえ<家族>であっても究極のシチュエーションに陥った時に、それぞれの<望み>は同じではない。そんな展開を経てたどり着くエンディングを優しく包み込んでくれるのは唯一無二の森山さんの歌声と楽曲の世界観以外考えられなかった」という思いで森山直太朗へ主題歌をオファー。書下ろしの主題歌の提供が実現した。

制作陣からの「コロナ渦の今だからこそ、そばにあるものを大切にして、明日への希望を失わずに前を進む楽曲にしてほしい」というハードルの高いオファーを受け、本作のために森山が書き下ろした主題歌のタイトルは「落日」。まさに本作のラストのその先へ、観るものを連れて行ってくれる運命的なコラボレーションが実現した。

森山直太朗 コメント

今回映画「望み」の主題歌を担当させていただきました。「落日」という曲です。物語の中にあるなんの変哲もない景色や堤監督が描く家族の心の機微を歌中に閉じ込めました。四角い家の中で通い合う心、いつものように響く「おかえり」の声、散らかったリビング。当たり前にあると疑わない親子の絆を改めて考えさせられました。

h5>堤幸彦(監督)コメント

森山直太朗さんとは一度仕事をしたいなと思っていました。
「あらゆるものの真ん中で」というアルバムが好きでお話が聞きたかったのです。
今回は、森山さんの「嗚呼」という曲がテーマソングには近いなと思っておりました。
「落日」をいただいたときは感動しました。文字通りうち震えました。
一言では語れないストーリーの余韻を完璧に表現し、映像化できない映像を視ることができると思います。

森山直太朗

映画『望み』は2020年10月より全国で公開!
監督:堤幸彦
出演:堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶、加藤雅也、市毛良枝、松田翔太、竜雷太
配給:KADOKAWA
© 2020「望み」製作委員会