イギリス史上最も意外なスパイの実話から生まれた衝撃作『ジョーンの秘密』で主人公ジョーンの若かりし頃を演じたソフィー・クックソンのインタビュー映像が独占公開された。

2000年、英国では驚愕のニュースが国内を駆け抜けた。ロシアのKGBに核開発の機密を漏洩していた“核時代最後のスパイ”が、MI5の手によって暴かれたと報道された。人々に衝撃を与えたのは容疑をかけられた“その人物”―80代の老女だった。ジョーンは信じられないほどの過去を隠し続けて静かに生活を送ってきた。この実話をもとに、英国の作家ジェニー・ルーニーが書き上げ、ベストセラーとなった小説を映画化。優しく温かな表情の下に、ドラマティックな半生を実の息子にも隠していたジョーン役を演じるのはジュディ・デンチ。ケンブリッジ大学で物理学を学び、第二次世界大戦中に、核開発の機密任務についた若かりし頃のジョーン役にはソフィー・クックソン。恋と政治の駆け引きで彼女を翻弄するロシア人の恋人レオ役にはトム・ヒューズ。

ソフィー・クックソンが演じるのは、ジュディ・デンチ演じるジョーンの若かりし頃。第二次世界大戦中で、核開発の機密任務についたジョーンについて「核兵器が実際に使われるとは思っていなかった。でもニューメキシコで初の核実験が行われ世界は変わっていった」とその気持ちを表し、「広島に原爆が投下されると、彼女は関係者の1人だという事実に耐えられなくなった」と機密情報を漏洩した理由について触れた。

また、ジュディ・デンチについては「やっと彼女と話ができるようになったわ。彼女の映像を見て演技に取り入れてるの。ジュディはとてもいたずら好きだし、ジョーンも茶目っ気のあるキャラクターよ。ジュディと会えて本当に光栄だわ」と興奮気味に語っている。

さらに、トレヴァー・ナン監督との仕事については「本当にすばらしい監督よ。エネルギーと情熱にあふれた人で、子供のように目を輝かせてセットを走り回るの。あの好奇心が私たちの役に深みを与えているのよ」と明かし、「今の映画業界は何よりも資金と時間が優先される。でも今回はリハーサルと称して、徹底的な話し合いの時間がもらえたの。とても複雑なプロットであちこちにつながる伏線を把握する必要があった。いつも心の中で反復してるわ。監督はそんな私たちを、しっかりと見守ってくれるの」と称賛している。

インタビュー映像

映画『ジョーンの秘密』は2020年8月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかで公開!
監督:トレヴァー・ナン
出演:ジュディ・デンチ、ソフィー・クックソン、トム・ヒューズ、スティーヴン・キャンベル・ムーア、ベン・マイルズ
配給:キノフィルムズ
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