音楽レーベル“モータウン”創立60周年を記念したドキュメンタリー映画『メイキング・オブ・モータウン』の本編映像が解禁された。

ビートルズやローリング・ストーンズもその影響の大きさを公言する、日本を含む世界の音楽に影響を与え続けているモータウン。愛称は“ヒッツヴィルUSA”。本作は、創設者ベリー・ゴーディが初めて自身への密着を許可したドキュメンタリー映画にして、モータウンが映画ビジネスに参入すべくLAに本社を移すまでの歴史や名曲誕生秘話を、親友であり戦友のスモーキー・ロビンソンと旧交を温めながら説き明かしていく。関係者やスティーヴィー・ワンダー等の所属アーティストの回想や証言も交えた貴重なエピソードと映像の数々。これはベリー・ゴーディが語る創業一代記であり、20世紀に最も影響力を持った独立レーベルの正史である。また、ベリー・ゴーディは昨年89歳で引退することも発表し、本作がモータウン在職中に密着した最初で最後の作品となっている。

今回解禁された本編映像は、当時9歳のマイケル・ジャクソンを中心としたジャクソン5のモータウンのオーディション映像。ダンス・歌唱・演奏が既に一級品だった様子が映し出された貴重な映像だ。スモーキー・ロビンソンが「何だこりゃ」と漏らしてしまうほどの衝撃を受けたジャクソン5。モータウンの彼らへの期待の程は、スプリームスやテンプテーションズのマネジメントを手掛けていたシェリー・バーガーをマネジャーに就任させ、ダイアナ・ロス一押しアーティストとして売り出したことからも窺える。

経験豊富な敏腕マネジャーに「その才能たるや底なし」と言わしめたマイケル・ジャクソン。長い年月を越えて回想するだけでベリー・ゴーディがはしゃいで語ってしまう姿からも当時の衝撃が想像できる。

映画本編内では貴重なライブシーン、バックヤードの姿、ジャクソンズの、ジャーメイン・ジャクソン&マーロン・ジャクソン、ジャッキー・ジャクソン、テイト・ジャクソンの撮り下ろしインタビューも映されている。またベリー・ゴーディのTVを利用したメディア戦略の中で制作されたアニメ番組「それいけ!ジャクソン・ファイブ」(原題:The Jackson 5)など、貴重な映像が満載だ。

本編映像

映画『メイキング・オブ・モータウン』は2020年9月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開!
監督:ベンジャミン・ターナー、ゲイブ・ターナー
出演:ベリー・ゴーディ、スモーキー・ロビンソン
配給:ショウゲート
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