清原果耶初主演映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』の本編映像が解禁された。

小説すばるで新人賞を受賞するなど、その表現力で多くのファンを魅了する作家・野中ともその同名人気小説を、『新聞記者』で注目を集めた実力派監督・藤井道人が映画化した本作。清原果耶が演じる平穏でも悩みはあって、時々息苦しくなる14歳のつばめは、満天の星が輝くある夜、ド派手な身なりで底意地の悪い、キックボードに乗った(!?)あやしい老婆“星ばあ”(桃井かおり)と出会う。いつしか二人はお互いの心のどこかに空いた穴を埋め合うように距離を縮めていく。つばめの前に起こる事件、最後に明かされる星ばあの正体―。ひと夏の大切な何かを探す、2人のキュートで、愛おしい、感動のファンタジードラマ。

今回解禁された本編映像は、清原果耶演じるつばめと伊藤健太郎演じる亨の初々しさ溢れるシーン。亨はつばめの隣の家に住む大学生。つばめはそんな亨に密かな恋心を抱いていた。つばめがある事故で入院をしている亨のもとへお見舞いに行こうと準備をするシーンから映像は始まる。

制服から着替え結った髪の毛をほどき鏡に向かう表情は恋する女の子のつばめ。「今日ね、亨くんに見せたいものがあるんだ」と自信満々に自作の水墨画を広げるつばめだが、それに対し「かわいい牛だね」と言う亨。つばめは気まずそうな表情で「ねずみだけど・・・」と言い、亨も咄嗟に謝るも、ふたりの間にはどこか心地よい空気が流れている。つばめに「亨くん具合は?」と聞かれると「つばめちゃんが毎日来てくれるからかなり良くなっててさ、もうすぐ松葉杖になれるっぽいんだよね」と爽やかな表情で答える亨。「本当に?じゃあバンジョーも」と怪我をしたせいで弾けなくなるかもしれなかったバンジョーを心配するつばめに、「弾けるようになれるかもしれない」と答え、つばめは嬉しそうな声で「えー!よかったねえ」と言ったところで映像は幕を閉じる。

話題作『今日から俺は!!』では強烈なキャラクターを演じた伊藤だが、本作では大学生の男の子の役を演じ、「いわゆる“普通”の人の役は逆に難しかったですが、昔近所にいたかっこいい兄ちゃんのことを思い出して“なんであの時あんなかっこよく見えてたんだろうなあ”って考えてみたりしました」と役作りについて明かしている。公開から約一週間が経ち、SNS等では「亨くんみたいなお隣さんが欲しかった!」、「ふたりの初々しさがたまらない!」といった声が続々と投稿されている。

本編映像

映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』は全国で公開中!
監督・脚本:藤井道人
出演:清原果耶、伊藤健太郎、水野美紀、山中崇、醍醐虎汰朗、坂井真紀、吉岡秀隆、桃井かおり
配給:KADOKAWA
© 2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会