切なくも美しい愛の形を描くラブストーリー『ミッドナイトスワン』に各界の著名人からコメントが到着した。

本作は、トランスジェンダーの凪沙と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女・一果の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描く「ラブストーリー」。故郷の広島を離れ東京、新宿を舞台に生きる凪沙は、あるきっかけで親戚から預かった一人の少女と暮らす事になった。一果と出会ったことにより孤独の中で生きてきた凪沙の心に今までにない感情が芽生える。一人生きてきた少女との出会い、自らの“性”の葛藤、実感した事の無かった“母性”の自覚を描く軌跡の物語。凪沙を草彅剛が演じる。

今回、監督や俳優、アーティスト、バレエダンサーなど各界から本作への称賛コメントが到着した。

尾崎世界観(クリープハイプ)

観て、つかんで引きずりこまれた先で、寂しさと寂しさが寄りそいながらギラギラ光ってた。
また映画を好きになったし、また人間を好きになった。
孤独って、やっぱりどうしようもなく綺麗だ。

広末涼子(女優)

どうして人は、我が儘なんだろう。
どうして皆、ないものねだりなんだろう。
どうして私たちは、ひとりじゃいられないんだろう。
泣きました。
美しくて、泣きました。
ヒリヒリしました、ヒリヒリヒリヒリしました。
そして、美しい映画です。
最高傑作。

南果歩(女優)

自分を探し続ける孤独な女、寂しさを埋められない少女、
二人の出会いはやがて何処にもない愛溢れる小さな幸せへと繋がっていく。
草彅剛のまなざしと服部樹咲の躍る姿は物語の核となり、私達の心を掴んで離さない。

小西真奈美(女優)

なんて表情をするのでしょう…。 
胸が痛いのに、幸福で、
涙が止まりません、
今でも。

山内ケンジ(劇作家・映画作家)

徹頭徹尾、新宿の映画だ。
今の新宿が見事に切り取られていて臭気さえ感じる。
草彅剛は、トランスジェンダーの今日的テーマ以前に、新宿そのものになりきっている。
猥雑と退廃。
そこに放り込まれるイノセンス、服部樹咲が素晴らしい。ホンモノの無垢。
ふたりがじわじわと寄り添っていく。
そうか、これはチャップリンの「ライムライト」新宿版だ、と思った。

宮藤官九郎(脚本家・監督・俳優)

なんか、、、すんごいもん観た。草彅くんがとにかく美しく、
トモロヲさんすら美しく、一果ちゃんの雄弁な無表情と長い手足に見入っていたら、
とんでもねえ展開が待ってた!美しいは悲しい。そして草彅剛に限界はない。

樋口真嗣(映画監督)

優雅だけど力強く美しく、
柔らかく優しいけど、
苦しくて悲しくて、痛い。
一生に一度しか出会えない
たからもののような映画に、
おめでとう。

園子温(映画監督)

とにかく草彅剛が凄い。圧倒された。映画が進むにつれ、彼が草彅剛である事なぞ忘れてしまう。
いつしか、彼が演じる悲しくも優しき一人の人間が、どんどん美しさ、気高さを獲得していくのを、
ただ呆然と眺めているばかりだった。感動した。

白石和彌(映画監督)

孤独な二つの魂が寄り添う瞬間、見ているこちらの魂も激しく揺さぶられる。
草彅さんの恐るべき覚悟の芝居と、驚異の新人・服部樹咲のむき出しの全てが、
きっと多くの孤独を救済するだろう

藤井道人(映画監督)

息ができなくなるほど愛おしい。社会から溢れ落ちてしまった、本質的な感情だけを集めて、
純粋に紡ぎ切った内田監督の演出力に嫉妬しました。
この映画が「自分の居る場所」に悩みを抱いている全ての人に届くように願っています。

宮尾俊太郎(バレエダンサー)

希望へと導き、時として絶望にさえ向かわせる芸術の世界。
与えられた運命の中もがき、懸命に生き、愛を見つけていく姿は尊くて美しい。

上野水香(東京バレエ団プリンシパル)

人の愛、孤独、美、そして哀しさの折り混ざった壮絶なドラマは、涙なしには観られませんでした。
稀有な才能は人に情熱と破滅の境を彷徨わせる。
草彅剛さんの演技が素晴らしい

映画『ミッドナイトスワン』は2020年9月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:内田英治
出演:草彅剛、服部樹咲、田中俊介、吉村界人、真田怜臣、上野鈴華、佐藤江梨子、平山祐介、根岸季衣、水川あさみ・田口トモロヲ・真飛聖
配給:キノフィルムズ
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