岡田結実


作家・中山七里の報道サスペンス小説をドラマ化した『連続ドラマW 夜がどれほど暗くても』に岡田結実が出演することが決定した。

原作は、映画『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』(2020年11月公開予定)、映画『護られなかった者たちへ』(2020年公開予定)、「連続ドラマW セイレーンの懺悔」(WOWOWプライムにて10月18日放送開始予定)など、次々に映像化が決定している中山七里の同名小説。上川隆也演じる主人公・志賀は、スクープを追う有名週刊誌の副編集長。仕事ぶりを評価され、順風満帆なジャーナリスト人生を歩んでいたが、ある日、事態は一変する。一人息子がストーカー殺人事件を起こし、被害者とともに自ら命を絶ったのだ。スクープを追う側だった志賀は、一転、追われる立場となる。凶悪事件の容疑者家族として、世間からバッシングを受ける日々。まさに絶望の淵に立たされる中、ある出来事をきっかけに事件の真相に迫っていくことになる。少しずつ浮かび上がっていく新しい真実。そして、深い闇の中で志賀が見つけた、一条の光とは。この物語は、単なる転落劇ではない。男の慟哭と執念が引き起こす奇跡の物語。

今回、岡田結実が被害者遺族の少女・星野奈々美役で出演することが決定した。奈々美(岡田結実)は、志賀(上川隆也)の息子が引き起こしたストーカー殺人事件によって両親を奪われた女子高生。容疑者が死亡すると、その父親である志賀に恨みを募らせるようになる。しかし、彼女の存在が志賀の運命を変えることになり・・・。女優としても活躍の場を広げている岡田結実は、WOWOWの連続ドラマWに出演するのは今回が初。これまでの溌溂とした印象とは真逆の役にどう挑むのか。

岡田結実(星野奈々美役)コメント

――今作のオファーを受けた際のお気持ちについて
WOWOWのドラマに出演させていただくのも初めてですし、今までの私の少ない役者経験の中では、明るい役や楽しい役を演じることが多かったので、その中で星野奈々美を演じるという事は私にとってはある意味チャレンジです。お話をいただいた時は、興奮と同時に不安がありました。
未だに私でいいのかな、なんて思ったりする日もあります。
そして私が初めて連続ドラマに出させていただいた時も中山七里先生のお話でしたので、あの時の想いをリベンジできるように努めたいです。
本を読んだ時の衝動的な感情、そしてドラマに携わるスタッフさんの想い、周りの役者さん方のエネルギーを存分に蓄えて、私なりの星野奈々美との重なりを表現できるようになりたいという気持ちで、今はいっぱいです。
――脚本を読んでの印象や、今回演じられる役・星野奈々美の印象について
「夜がどれほど暗くても」というタイトルにあるように、この作品を読んでいて登場人物は皆、暗闇の中を走っていると感じました。光が何処にあるかはわからない、だけど、ただただひたすらに自分の信じるものを信じ走り続けている姿。その先に光が無くても信じるものを信じ続ける力。その姿に、私も一緒に走れるんだと思ったら嬉しく感じました。
世間でも問題視されているSNSや報道のあり方。振り回す側だった本人が、振り回される側に回った時にどうあろうとするのか。今この現代に強いメッセージ性をもたらしてくれるんじゃないかと思いました。
そしてその中で奈々美には、沢山のものの中で振り回されながらも、絶対に曲げない力を感じます。
脚本を読んでいて私は、どんどん変わっていく奈々美に勇気づけられました。
私の演じる奈々美も、少しでも誰かの希望の星になれるように演じようと思いました。
――視聴者の皆様へのメッセージ
中山七里先生の優しくも力強く切り込んでいくこの熱い作品、登場人物が皆何かを信じて走り続けている姿に、私は心を打たれた一人です。
SNSや報道のあり方が考えられているこの現代に斬り込んでいく作品だと思うので、ご覧になった方が一人でも何か感じるものがあったら嬉しいです。
夜がどれほど暗くても。その暗闇の先までをご覧いただきたいです。

『連続ドラマW 夜がどれほど暗くても』は2020年11月22日(日)よりWOWOWプライムにて放送!
毎週日曜日22:00より放送(全4話)※第1話無料放送
監督:橋本一、谷口正晃
出演:上川隆也、加藤シゲアキ、岡田結実 ほか