『劇場版BEM ~BECOME HUMAN~』の公開記念舞台挨拶が10月9日(金)に新宿バルト9で行われ、内田真礼、宮田俊哉、山寺宏一が登壇した。

10月2日(金)に公開された本作。今回行われた舞台挨拶には、ソニア役・内田真礼、バージェス役・宮田俊哉(Kis-My-Ft2)、マンストール役・山寺宏一が登壇。今回声優初挑戦のため自ら事前レッスンに通った宮田へ声優の師匠・浪川大輔から感動の手紙がサプライズプレゼントされた。

先日行われた本作の完成披露舞台挨拶では、別の会場からのリモート参加だったため、今回本作初の観客を入れての舞台挨拶となった。声を出せないながらも拍手で反応する観客を前に、「(観客の前に立つのは)半年以上ぶりくらいなのでドキドキしている」と明かす宮田は「数日前に見に来たんです。自分の声がアニメから聞こえてくるのに違和感があって恥ずかしくなっちゃって」と照れ笑いを浮かべつつ「作品の一部になれてたかな?」と観客に問いかけると拍手喝采となり「がんばってよかったと思います!」と笑顔で答えた。

山寺も「みなさんの前に立つのは久しぶり」とコメントするが「本当はドームツの予定だったんですけど・・・僕のじゃなかった?」と続け、これに宮田は「それキスマイです!」とツッコミを入れ、山寺は「勘違いしちゃったみたい」と答え会場を盛り上げた。

今回声優初挑戦となった宮田には、完成披露舞台挨拶の際も小西克幸、M・A・O、小野賢章から絶賛の声が飛んでいたが、内田は「PVでお声を聞いたときに『これが宮田さんなんだ!』って上手でびっくりした。ナチュラルに『BEM』の世界になじんでいらっしゃって」とコメント、山寺も「あのノリってすごく難しい。軽やかに出しているのが素晴らしい。やってて楽しかったんだろうなと思った」と想像し、宮田は「楽しかったです!」と笑顔で答えた。

ここで浪川大輔から宮田にサプライズで手紙が読まれ、浪川からは「できる限りの準備をということでアドバイスをさせていただきました。宮田くんは常にまじめで、素直で好奇心が旺盛で、そして笑顔がかわいい。自我を消すことは難しいのですが、宮田くんの本気のアニメ愛で難なくクリア。その取り組む姿勢にこちらがたくさんのことを教えていただきました」とコメントが寄せられた。

宮田は驚きつつも「去年の12月に通わせていただいたんですけど、キスマイとしても忙しくてわがまま言っちゃって・・・。今日23時半になっちゃうんですけど大丈夫ですか?と言ったら『いいよ、いいよ』と、夜中まで付き合ってくださって教えていただいた。いつか師匠ともアニメ作品で一緒にできるような作品があったらいいなという話をしていました」と明かした。内田と山寺も驚きを隠せないようで、「聞いたことないよ!初めてやるからってそこまでやるとは」とコメントする山寺、これに宮田は「自分が入ることで『宮田、いないほうがよかった』って言われるくらいだったら、その作品の一部にならないと嫌だと思って」と気持ちを明かした。

最後に山寺は「山ちゃんのマンストールもよかったよと言ってくれればもしかしたらマンストールとバージェスを主役にしたスピンオフが作られるかもしれない」、宮田は「アニメ作品ということで僕が演じている声が流れているのでたくさん劇場に行って、“俺の声”を聴いてください」、内田は「この作品を見て胸がギュッとする気持ちがいっぱいなんですけど、ぜひいろんな方に広めていただいて、もっともっとたくさんの方に見ていただけるように私もがんばります」とメッセージを送った。

1968年にテレビ初登場し、ダークで不思議な世界観と個性的なキャラクターで圧倒的なインパクトを残した『妖怪人間ベム』。正義を為しても醜いせいで決して受け入れられることはなく、「はやく人間になりたい」と切に願う妖怪人間が主人公の怪奇アニメの金字塔を新しい解釈を施し舞台設定やキャラクターを⼤胆に変更したアニメ『BEM』。劇場版はProduction I.Gが制作を⼿掛け、監督を博史池畠、脚本を冨岡淳広。キャラクター原案はTVアニメと同じく村田蓮爾、松本美乃がキャラクターデザインを務める。メインキャストはTVアニメに引き続き、ベム役を小西克幸、ベラ役をM・A・O、ベロ役を小野賢章が演じる。

【写真・文/編集部】

『劇場版BEM ~BECOME HUMAN~』は2020年10月2日(金)より全国で公開!
監督:博史池畠
声の出演:小西克幸、M・A・O、小野賢章、内田真礼、乃村健次、諏訪部順一、高木渉、伊藤静、水樹奈々、宮田俊哉(Kis-My-Ft2)、山寺宏一
配給:クロックワークス
©ADK EM/劇場版BEM製作委員会