『劇場版BEM ~BECOME HUMAN~』の完成披露試写会が9月19日(土)に新宿バルト9で行われ、小西克幸、M・A・O、小野賢章、宮田俊哉(Kis-My-Ft2)が登壇した。

2019年に放送されたTVアニメ『BEM』の劇場版である本作。今回の舞台挨拶には、小西克幸(ベム/ベルム役)、M・A・O(ベラ役)、小野賢章(ベロ役)、本作で初めて声優に挑戦した宮田俊哉(バージェス役)が登壇、9月14日に誕生日を迎えた宮田に演じたキャラクターであるバージェスをデコレートしたケーキがサプライズでプレゼントされた。

声優陣に囲まれた宮田は冒頭で「自分がここにいていいのかわからない状況ですが、僕も楽しみたいなと思うので、みなさんも楽しんでください」と笑顔で挨拶したが、「僕がアニメを見て聞いてきた声の方と一緒に並んでいることがプレッシャーでしかないです」とコメントすると、小西からは「逆逆!」とすかさずツッコミが入り、さらに「テレビで散々見てきた!」という宮田に「散々見てるから宮田さんを!」と返す小西、小野は「本当に(衣装の)色がかぶってすいません」とコメントするなど、会場を盛り上げた。

そんな宮田は、声優に挑戦するにあたって新たに知ったことが多かったようで、音が出ないように台本をめくるなど「そこから教えてもらった」という宮田。アフレコは昨年12月に行われたということで「今は率直に公開することができてよかった」と安どの様子を見せる小西だが、そのアフレコについても「声のお仕事をされたほうがいい」と小西は宮田の演技を大絶賛。小野も「第一声から驚いた」といい、M・A・Oも「すごかったです、初挑戦って思えないくらいでいいなって」とコメントした。また、小西からは「ジャニーズさんは宮田さんを声優界に入れたほうがいい」との声も。

また、宮田はベムについて「子どもの頃には怖いなとしか思わなかったんです。大人になって改めてみたらすごくメッセージがあって、その世代によってとらえ方が違う作品だなと思った」と振り返り、さらに「亀梨くんが実写のドラマ(2012年放送の『妖怪人間ベム』)をやられていたので、ジャニーズともつながりのある作品なのかなと思っていて、ここはがんばらなきゃという思いでした」とコメントした。

さらに舞台挨拶では、9月14日に誕生日を迎えた宮田にサプライズでバースデーケーキが用意され、これに宮田は「近い距離でお祝いしてもらうのは今年は無理だろうと思ったのでうれしいです!」と笑顔を見せ、さらにケーキを見て「これめっちゃかわいいですね!!」と興奮気味に語った。

1968年にテレビ初登場し、ダークで不思議な世界観と個性的なキャラクターで圧倒的なインパクトを残した『妖怪人間ベム』。正義を為しても醜いせいで決して受け入れられることはなく、「はやく人間になりたい」と切に願う妖怪人間が主人公の怪奇アニメの金字塔を新しい解釈を施し舞台設定やキャラクターを⼤胆に変更したアニメ『BEM』。劇場版はProduction I.Gが制作を⼿掛け、監督を博史池畠、脚本を冨岡淳広。キャラクター原案はTVアニメと同じく村田蓮爾、松本美乃がキャラクターデザインを務める。メインキャストはTVアニメに引き続き、ベム役を小西克幸、ベラ役をM・A・O、ベロ役を小野賢章が演じる。

【写真・文/編集部】

『劇場版BEM ~BECOME HUMAN~』は2020年10月2日(金)より全国で公開!
監督:博史池畠
声の出演:小西克幸、M・A・O、小野賢章、内田真礼、乃村健次、諏訪部順一、高木渉、伊藤静、水樹奈々、宮田俊哉(Kis-My-Ft2)、山寺宏一
配給:クロックワークス
©ADK EM/劇場版BEM製作委員会