今回解禁された写真


笑って泣ける親子の成長と絆を描いた実話を映画化した『461個のおべんとう』のメイキング写真が解禁された。

TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美による感動のお弁当エッセイ「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」(マガジンハウス刊)を映画化した本作。主人公のミュージシャンでありながら息子のためにお弁当を作り続けることを決意する、シングルファザーの鈴本一樹を演じるのは井ノ原快彦。一樹の息子・虹輝を関西ジャニーズJr.で人気沸騰中のユニット「なにわ男子」に所属の道枝駿佑が演じる。

今回、撮影中の井ノ原快彦、道枝駿佑、兼重淳監督をとらえたメイキング写真が解禁された。本作の主人公・鈴本一樹は、自由奔放な父親、ミュージシャン、恋する男と多様な顔を見せる。そんな大人の自由を謳歌しているタフな父親・一樹を作り上げる上で、井ノ原は細やかな役作りを行なっており、演じることへのこだわりが随所に感じられる。例えば、セリフの一言とっても、シーンによっては「お弁当」を「弁当」と言い換えたり、井ノ原自らセリフの順番を変えることを監督に提案することもあり、実際の撮影にも採用されている。

役作りについて井ノ原は「事前に準備をしっかりするけれど、(撮影)現場で違うなと思ったらどんどん見直していった」と、語っている。この柔軟な役への向き合い方により、一樹の自由さと等身大の父親のリアルさのバランスを見出していったようだ。そして一樹のファッションにも、井ノ原の役への細やかな演出がみられる。原作者の渡辺俊美を参考にしつつ、自前の洋服や帽子、ブーツなどを取り入れて、一樹の服装やスタイルから人間性が感じられるように現場スタッフと相談しながら決めていった。

さらに精緻な芝居の一端を、録音の大竹修二は「一樹の声は、誰と居るかで全然違う」と明かす。「虹輝と一緒の時は、何があっても正面から受け止めるぞ! という落ち着いた感じで、真香(阿部純子)にはちょっと甘えた調子。バンド仲間だと中坊みたいな口調になっています」と、一樹がどういう気持ちで周りの人と向き合ってるかを声でも表現している。また、本作はお弁当を通して、親子の絆を描いている作品であるが、一樹の職業はプロのミュージシャンということで、劇中バンド「Ten 4 The Suns」での、井ノ原×KREVA×やついの圧巻のライブシーンも見どころになっており、さらには一樹の恋愛模様も入っている。

映画『461個のおべんとう』は2020年11月6日(金)より全国で公開!
監督:兼重淳
出演:井ノ原快彦、道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、森七菜、若林時英、工藤遥、阿部純子、野間口徹、映美くらら、KREVA、やついいちろう、坂井真紀、倍賞千恵子
配給:東映
© 2020「461個のおべんとう」製作委員会