『ブレイブ ‐群青戦記-』の製作報告会見が12月14日(月)に都内で行われ、新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之(劇団EXILE)、渡邊圭祐、本広克行監督が登壇した。

集英社「週刊ヤングジャンプ」で、異色の【部活×青春×歴史】作品として熱狂的なファンを獲得した人気コミック「群青戦記 グンジョーセンキ」を実写映画化した本作。主人公・西野蒼役を演じるのは、映画単独主演となる新田真剣佑。主人公を導くことになる松平元康・後の徳川家康役を三浦春馬、主人公たちの前に立ちはだかる強大なカリスマ・織田信長役を松山ケンイチ、蒼を支える幼なじみであるヒロイン・瀬野遥役を山崎紘菜が演じる。監督を務めるのは本広克行。高校生アスリートたちが、仲間を守るために生死を賭けた戦いの中で成長していく結束力のドラマと、いまだ見たことのない高校生VS戦国武士という「異色」のアクションを熱く描く。

会見に登壇したのは、主人公・西野蒼役を演じる新田真剣佑、蒼を支える幼なじみであるヒロイン・瀬野遥役を演じる山崎紘菜、新田演じる蒼の幼馴染で剣道部の主将・松本考太役を演じる鈴木伸之、蒼たちに先駆けて戦国時代へタイムスリップし、歴史の操作を目論む不破瑠依役を演じる渡邊圭祐、本作の監督を務める本広克行監督。

昨年12月2日から、今年1月28日にかけて撮影された本作。真冬の撮影ということもあって過酷な撮影だったかと思いきや「楽しかったです!」と答えた山崎。新田は「ご飯が最高でした。ケータリングで毎日違うんですよ」と振り返りつつ、「極寒の中で甲冑を着ていたりするので冷たいんです」とタイムスリップするという本作ならではの苦労を明かした。

本作では、学校における各部活動の特色を用いて戦国時代で戦いをするという設定があるが、「誰もスタントを使わず、本人がアクションをやっている」と新田が明かすように、クランクイン前のアクショントレーニングに取り組んでおり、「和気あいあいと本当の部活のよう」と振り返り「楽しい思い出がたくさんあります」と語った。

そんな中でも主演の新田に「さりげなく分からないくらいにエスコートしてくれるんです。それにすごく助けられた」と明かす山崎。生徒会長で、かつ剣道部の部長という役どころを演じた鈴木は「どちらも未経験。引っ張っていく立ち位置も自分自身の経験ではなかったので貴重な経験をさせてもらった」と振り返りつつ、「周りのキャストにそうしていただいた」と感謝の気持ちを口にした。

一方でほかの3人とは違う立ち位置での参加となった渡邊は「この仲いい空気感を傍から見ているという役柄だったんですけど、非常にさみしい思いをした撮影でした」と語ると、山﨑からは「そんなことないじゃんー!休憩時間いっぱいしゃべったじゃん(笑)」とツッコミが入り、会場を沸かせた。そんな渡邊は「駆け寄ってくるマッケンを見て、“やったー”と思って混ざったり」と笑いながら語った。

学校が舞台となっていることもあり同世代キャストが多い中で、新田は「全員とコミュニケーションが取れる現場にしたいと思った」と振り返り、山﨑は「時にはキャストの思いをスタッフさんに言ってくださった」と明かし、また鈴木からは「本当にマッケンが座長でよかったとしか思えないくらいしっかりしています。マッケンが笑ったり、大きいいアクションをすると一体感が生まれる」と称賛した。渡邊も「オンとオフの切り替えがしっかりされている。真剣なシーンではすごく集中している。そこを起点にまとまったすごくいいチームだと思いました」と語った。

【写真・文/編集部】

映画『ブレイブ ‐群青戦記-』は2021年3月12日(金)より全国で公開!
監督:本広克行
出演:新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之・渡邊圭祐、濱田龍臣、鈴木仁、飯島寛騎、福山翔大/三浦春馬・松山ケンイチ
配給:東宝
©2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会
©笠原真樹/集英社