東日本大震災時の福島第一原発事故を描く映画『Fukushima 50』の海外版予告編が解禁された。

原作は、90人以上の関係者の取材をもとに綴られた門田隆将渾身のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)。2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災発生、そして福島第一原発事故。現場では何が起きていたのか?何が真実なのか?浮き彫りになる人間の強さと弱さ。死を覚悟して発電所内に残った職員たちは、いかにしてこの未曾有の大事故と戦い続けたのか―。福島第一原発1・2号機当直長の伊崎利夫役を佐藤浩市、福島第一原発所長の吉田昌郎役を渡辺謙が演じる。また、吉岡秀隆、安田成美と日本を代表するキャストが名を連ねる。

今回本作の海外版予告映像が解禁された。3月11日、あの日、あの時、あの震災で、現場で「最後の砦」となった《Fukushima 50》の勇姿がついに世界へ放たれる―。本作の柱である人間ドラマをフォーカスした日本版予告とは一味異なり、もう1つの柱である緊張感とスピード感を強調した内容の本映像。邦画初の米軍協力などリアリティにこだわったセットと白組のVFXがマッチして、まるでハリウッド映画のようなテイストを醸し出している。海外の配給元からは「強烈なインパクトを持つ作品」「HBO『チェルノブイリ』に対するアンサームービー。あまりに壮大なドラマに期待が高まる」「ラテンアメリカでもこの映画はきっと大成功するに違いない」「絶対に見るべき映画」「予告編を見た瞬間に心を鷲づかみにされた。この作品で描かれていることはまさに人々が見たかったこと」などと国境を越えて期待を寄せるコメントが集まっている。

海外版予告編

映画『Fukushima 50』は2020年3月6日(金)より全国で公開!
監督:若松節朗
原作:門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)
出演:佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆、緒形直人、火野正平、平田満、萩原聖人、吉岡里帆、斎藤工、富田靖子、佐野史郎、安田成美
配給:松竹、KADOKAWA
© 2020『Fukushima 50』製作委員会