前衛的な世界観で少女の最初で最後の恋を描く『ベイビーティース』の特別映像が解禁された。

本作が長編デビューとなるシャノン・マーフィ監督が、前衛的な世界観で少女の最初で最後の恋をヴィヴィッドに描き出し、世界各国の映画祭を席巻、「注目すべき10人の監督」(Variety誌)にも選出されている。ミラ役は『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で注目を集め「次世代スター10人」(Hollywood Reporter誌)にも選ばれたエリザ・スカンレン。ミラが恋に落ちるモーゼス役には、本作で激賞を浴びヴェネチア国際映画祭最優秀新人賞を受賞したブレイク必至のトビー・ウォレス。また、ミラの父親役に『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』や『レディ・プレイヤー1』など近年ハリウッド大作で活躍するベン・メンデルソーン、ミラの母親役には『ババドック~暗闇の魔物~』でTIME誌の「今年最高の演技トップ10」に選出されたエシー・デイヴィスなど実力派俳優が脇を固める。

2020年度のオーストラリア・アカデミー賞(AACTA賞)では、作品賞、監督賞、脚本賞、4つの演技賞を含む全9部⾨で受賞する快挙を達成。また、アカデミー賞の前哨戦の⼀つでもある英国インディペンデント映画賞の最優秀国際映画賞に『ノマドランド』などと並んでノミネートが発表されており、今後の賞レースに向けてさらなる注目が集まっている。

今回解禁されたのは、5つの特別映像。美しいピアノの⾳⾊のなか、涙を見せる主人公ミラとモーゼスの姿が印象的なものや、初めて恋をするミラの世界がヴィヴィッドに色づく様子を切り取ったものなど、恋に生きるミラとモーゼスを鮮烈に映し出したものになっている。

どの映像も色彩が美しく、細部にまで渡るこだわりを感じられるものになっているが、「デザインは、ウィリアム・エグルストンの写真とその美意識から着想を得ています」と“カラー写真の父”とも言われる現代アメリカを代表する写真家に影響を受けていることをシャノン監督は明かしている。「彼の作品は、”詩的な人物の見本”とよくうたわれます。カラー写真の⼤家として最も知られていますが、エグルストンの前衛的だが時代を超越した色の扱いに、私は魅せられました。陳腐さと華麗さの両方を持ち合わせる点が、家庭内のごたごたと、人生の最期クライマックスのために切り取られた思い出を抱き合わせた本作の世界を反映しています」とエルグストンの色彩が、モーメントラブストーリーとも表される本作にぴったりであったと語っている。

特別映像

映画『ベイビーティース』は2021年2月19日(金)より新宿武蔵野館、ホワイトシネクイントほか全国で公開!
監督:シャノン・マーフィ
出演:エリザ・スカンレン、トビー・ウォレス、エシ―・デイヴィス、ベン・メンデルソーン
配給:クロックワークス/アルバトロス・フィルム
© 2019 Whitefalk Films Pty Ltd, Spectrum Films, Create NSW and Screen Australia 公